英単語 / 英語表現

新年の抱負は英語で?【サンプルを使って抱負を立てよう】

2022-12-30

Hey guys. 代表Okadaです。

日本では新年の抱負というと書き初めで表明するというのが定番ですね。

英語圏でも「新年の抱負」に相当する文化があります。

「新年の抱負」New Year's resolution

「新年の抱負」はNew Year's resolution(s)と言います。

resolutionは「決意」「決心」決議で、動詞resolveからきています。resolve「[問題や困難]を解決する」「決心する」「決議する」です。re+solve(解決する)というパーツに分けて考えるとイメージしやすいでしょう。

goal「目標」と言っても差し支えはないのですが、resolutionはgoalよりも具体的なイメージが伴う語ですから、新年とのコンビとしてはresolutionの方が相性が良いんですね。私は幼少期から会話ではresolutionしか使ったことしかないですが、周りにはgoalを代わりに使っている人もいましたし、objective「(達成すべき)目標」と言っている人もいました。

OKADA

アメリカでのNew Year's resolution

海外でも「新年の抱負」は定番の新年のイベントとなっています。

Dr John Norcross( a professor of psychology at the University of Scranton)のDaily Mailの記事Don't be critical, track your progress and find a New Year's resolution buddy: Psychologists reveal 6 top tips to help you STICK to your 2016 goalsで新年の抱負に関する調査結果が発表されています。

アメリカ人の40%は新年の抱負を立てる

2016年データではありますが、アメリカ人成人の40%が1月1日になるとライフスタイルの変革を起こすことを決意するそうです。21%はダイエットに関するもの、14%はお金、10%は就職、7%が健康な食生活を送ること、5%がストレスマネジメント、禁煙、人間関係、にかかわる抱負を立てるんです。

ONE IN THREE WILL FAIL WITHIN FIRST SEVEN DAYS 

Dr Norcross spearheaded a study on the efficacy of New Year's resolutions and found that 40 per cent of adults in the US resolve to make a lifestyle change as the clock strikes midnight on January 1. 

A poll of 3,036 adults in the US found that 21 per cent of resolutions revolve around weight loss, 14 percent on finances and exercise and 10 per cent on getting a new job.

Additionally, seven per cent resolve to eat healthier diets, while five per cent seek to manage stress better, stop or reduce smoking or improve a relationship.

https://www.dailymail.co.uk/health/article-3371164/Don-t-critical-track-progress-New-Year-s-resolution-buddy-Psychologists-reveal-6-tips-help-STICK-2016-goals.html

アメリカでは10月ー12月にかけて食が関わるイベントが目白押しです。HaloweenからX'masまで立て続けにありますから、減量に関わる抱負が多いことは納得できますね。

OKADA

しかし、およそ半分の人しか抱負を実現できていない

追跡調査では、6ヶ月後もNew Year's resolutionを実行できていたのは半数のみ。最初の1週間から2週間で30%はすでに脱落するそうです。教授によれば、決意を立てるときのワクワクに比べて、本人たちにはやり遂げるだけのスキルが抜けているからだ、と解説しています。

Yet, only half of people will be successful in sticking to their resolutions after six months.

Dr Norcross told Daily Mail Online that around 30 per cent will actually fail at their New Year’s resolution within the first seven to 14 days.

He said they get caught up with excitement when making the resolution, but lack the skills to follow through.

‘They certainly want to be inspired and motivated at the beginning, but when that gives out within the week, they need to be able to [rely on their] skills,’ Dr Norcross said.

In one of their studies, Dr Norcross and his research team contacted resolvers every week or two for six months.

They found that 71 percent were successful for two weeks, while 61 per cent were successful for one month and 46 per cent for six months.

The study noted that those success rates may be higher than average because the constant contact with the study participants may have enhanced their behavior change.

https://www.dailymail.co.uk/health/article-3371164/Don-t-critical-track-progress-New-Year-s-resolution-buddy-Psychologists-reveal-6-tips-help-STICK-2016-goals.html

習慣化の壁についてはこちらの記事が参考になりますよ。

New Year's resolution の実際の言い方サンプル

それでは英会話で述べる際のサンプルを確認しておきましょう。

「新年の抱負はなんですか?」

What is your New Year's resolution?
「あなたの新年の決意は何ですか」

Do you have a New Year's resolution?
「新年の決意はありますか」

Have you made any New Year's resolutions?
「新年の決意は立てましたか」

例文のサンプル音声です(はっきりとした発音で収録しました)
OKADA

「2023年の新年の抱負」と言いたい場合は、最後にfor 2023をつけてください。

「2023年の新年の抱負は?」
What is your New Year's resolution for 2023?

また、海外での新年の抱負は複数立てることが基本ですから、3つ目のようにresolutionsとするのも一般的です。

「私の新年の抱負は...です」

My New Year's resolution is to do

e.g.
「私の新年の抱負は、やると決めたことは最後までやることです」
My New Year's resolution is to finish what I've started.

【他にも】
・My goal is to do「私の目標は〜することです」
 e.g.
「今年の私の目標はTOEICのスコアを900点とることです」
My goal is to get a score of 900 on the TOEIC test this year. 

・I'm going to do「私は〜するつもりです」
 e.g.
「今年はマックとかファーストフードは減らします」
 I'm going to eat less fast food like McDonald's.

例文のサンプル音声です(はっきりとした発音で収録しました)

ただし、英語圏での抱負は複数が基本ですので、実際には次の形がデフォルトになるでしょう。

My New Year's resolutions are to do, do, do, ...

 e.g.
「今年の目標は決めたことは継続すること、TOEIC900点をとること、マックとかのジャンクフードを食べないようにすることです」
My New Year's resolutions are to finish what I've started, get a score of 900 on the TOEIC test, and eat less fast food like McDonald's.

例文のサンプル音声です(はっきりとした発音で収録しました)
OKADA

もっとシンプルに、I want to doとしてもよいでしょう。I want to finish what I've started this year.(「今年は継続することが目標です」)。「宣言」といえば受験英語で学習するwillも有名ですから、I will do「私〜します!」としてもいいですね。そうすれば、isとareの識別をしなくてよいですね。

また、to doの部分は、doing[動名詞]ではなく、やはりto do[不定詞]の方がよいでしょう。to doには「未来」のニュアンスが込められるからです。

to doの実例

実際のサンプルを少しご紹介しておきます。

My New Year's resolution is to do / My New Year's resolutions are to do

日本語英語
朝型になることto be a morning person
減量すること, 例えば, 3キロto lose some weight, like 3 kilos
健康を向上させるto improve my health
平日2回運動するto work out twice weekdays
禁煙するto quit smoking
1ヶ月に5冊読書するto read 5 books a month
100万貯金をするto save 1 million yen
友人と過ごす時間を増やすto spend more time with my friends

2022年アメリカ人のNew Year's resolutions ランキング

最新の統計データを主とするウェブサイトStatista に2022年の調査結果が発表されています。

Statista

また、

こちらの記事What are Americans' New Year's resolutions for 2023?は昨日12/29にリリースされたものですが、最新2023年に向けてのNew Year's resolutionのアンケート結果がグラフでまとめられています。母数が少ないため、真偽は不明ですが、様々な実例があり、面白いですよ。

手帳などへの書き方

実例をご紹介します。

ナンバーリング型

こちらはあえて数字を振っておくことで目標をより実感しやすくする一般的な方法です。動詞の原形で始めるのが基本です。

OKADA

こちらは実際の私の2022年のNew Year's resolutionsの一部です。3や4のように具体性があると実現可能性が高くなると言われています。この話は後述しますね。

チェックボックス型

次のように上部にI resolve to:と書いておいて、チェックボックス横に get up early in the morningのように記入するのが定番です。

OKADA

上述した通り、日本では新年の抱負は1つというイメージの方もいるかもしれませんが、英語圏ではTO-DOリストのように多く立てるのが定番です。このような背景から、resolutionは複数形になることが多いです。目標が複数ある場合は、"New Year's resolutionsと書きましょう。

上記ではI resolve to:となっていますが、こちらはあえて書かなかったり、I will:と書く人もいます。I want toでもよいですし、My goal is toのようにする人もいます。

また、New Year’s Resolution: Set and Prioritize with the ABCDE Method にて掲載されているチェックボックス型のサンプルです。書いてある表現が本当に参考になりますね。

テーブル型

期日まで記載するテーブル型です。PCなどで作成する方はこのようにしておくとよいですね。期日まで明確にしておくと達成度が高まると言われています。

目標は人に宣言すると叶いづらくなるってホント?

目標は人に宣言すると叶いやすくなる、と習っている方と、目標は心に留めておいたほうがよい、と指導された方と、おそらく2つに分かれると思います。

これに関しては研究結果がきっちりと出ているので、情報をシェアしておきます。

詳しくは上記リングで確認できますが、結論から言うと、

目標宣言を人にする場合の効果は宣言の仕方で良くも悪くもなる

です。ポイントを要約するとこうです。

下記のポイントが含まれていない場合、モチベーションが下がり実現可能性が低くなる

目標宣言のポイント1:尊敬する人に宣言する

自分にとって大切な人、この人からの信用は失いたくない、という人に宣言をすることが重要です。SNSで宣言をする際も、見る側にそういったタイプの人が煎ることが大切なんです。

目標宣言のポイント2:具体的に宣言にする

目標がぼやっとしているほど錯覚現象による反動が大きくなります。ですから、目標は具体的に。数値が出せるのであれば、数値化しましょう。

目標宣言のポイント3:短期目標にする

ポイント2と重複しますが、現在地から離れるほど、目標は抽象化しやすくなります。また、私たちの脳の性質は「目先の利益を優先する」「未来のことに当事者意識が働きにくく、過大評価してしまう」ということが研究によってわかっています。

私は目標は公言しよう!と全面的に推し進めています。実際には宣言しても続かないことの方が多いのですが、概ね上記のいずれかが抜けているケースが目立っています。特に、1年で夢を叶えるとなると遠すぎますから先延ばしという思考になります。また、宣言はより具体的にするとよいでしょう。「海外旅行に行く」-->「韓国に行く」「3月に釜山にいる」「2月に釜山行きのチケットを予約する」のような感じですね。

OKADA

目標を立てるのが実現への近道

私Okadaは新年の節目というイベントにはほとんど熱量はありません。

「新しい1年が始まったから頑張るぞ〜」

という気持ちはあまり経験がありません。

おそらくその理由は、私は月目標は毎月立てているので、新年になったからといって特別違ったことをしよう!という行動に出ないからだと思っています。

それでも、12月末や1月の頭に大量の実現リストを作るのはワクワクしますし、自分ってこういうことをしようと思ってしてこなかったんだよな、という気づきも出てきます。書くことでそれをビジュアル化して、体でも心でも認識できるんですね。私はシャーペンは年間でほぼ使わないくらいにデジタルライフを送っていますが、やっぱり書くことってタイプするよりも圧倒的に実現可能性が高くなる実感はあります。

是非、New Year's resolutionsを立ててみてはいかがでしょうか?

ちなみに、私のアメリカ人の友人は毎年立てたリストをSNSで送ってくれます。そして自分も!と思います。多い年には100もありました。まるで新卒の社員が会社でやりたいこと100を上司に提出するかのような感じでした。

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