音読学習をする際には客観的なスピードの目標数値を設定しておくことをオススメします。
私たちは, 目標設定をすることで科学的にモチベーションの維持やUPが実現できます。
そこでオススメなのが,
WPM
という指標の利用です。
このWPMと, 音読の効果, 音読の具体的な手順, 高校生・大学受験生にオススメのWPM数値, 算出法をご紹介します。
WPMとは
WPMとはWords Per Minuteのことで, 分速何語で話せるor読めるか, つまり, 1分間に話せるor読める語数のことです。客観的なスピードの目標値になるため, 音読・黙読による反復学習の際には1つの小目標ととして活用されることが多いものです。
音読 と 黙読による反復学習 におけるWPMの利用
オススメのWPM
受験生にオススメのWPM
音読:160 WPM (*)
黙読:200WPM (**)
*
英語圏の遅い会話:120~150
英検2級Listening:135-145
共通テストListening:110-149
英語圏の早い会話:160~200
ニュースキャスター:200
**
私立難関大を時間内に解き終えるのに必要な読解WPM:150~170
中2の読むスピード:250
大人の読むスピード:300
すでにオススメ数値を達成している場合は, 音200, 黙250 or 300を目指してください。計算が面倒な場合は, 共通テストListeningの1.2(~1.5)倍というイメージをもつといいでしょう。アプリや赤本のウェブサイトなどスピード調整ができるツールを利用すればだいたいの速さがつかめるでしょう。
WPMの算出方法
自分のWPMの算出方法
語数÷秒数✕60
Ex. 85wordsの英文÷36秒かかった ✕60 = 自分のWPM:145
理想の秒数の算出方法
語数÷目指すWPM✕60
Ex. 85wordsの英文÷160WPMで音読したい ✕60 = 理想の秒数:31.9秒
音読の基本手順
上記でご紹介したWPMを利用した音読の具体的な方法を掲載した記事です。詳細をご確認したい場合は以下の記事をご覧ください。
音読の効果
音読をすることによってどんな効果があるのかをご紹介している記事です。とにかく科学的な根拠とその効果は絶大です。
音読実例 Before - After
最後に:継続のためにはゲーム性を持たせよう
学習はある種「遊び」だと思います。
つらいと思ってしまえば, 頭にスッと入ってこないし, ストレスを常に感じた状態になってしまいます。であるなら, 勉強=楽しい という思考になるような一工夫をしてしまえばよいのです。つまり, 遊び化できないか。
楽しくする方法の一例としては, 友人同士で競争する, 頑張ったご褒美を用意しておく, SNSで宣言をして無理やり頑張る環境を作るなど様々ありますが, 「小目標を立てる」ことはとても手軽な遊び化ツールです。私たちは目標を立てるだけモチベーションが高まるよう設計されています(こちらの記事を参照「計画を立てるモチベーションが格段にUPする」)。そして, 小目標が達成できるとさらにモチベーションが上がり, 学習が楽しくなります(これはドーパミン分泌による強化学習です)。だからこそ, 遊びのように楽しんで勉強ができるようになるのです。WPMはそんな1つのツールなのです。
発音矯正コース
Fukuoka English Gymではネイティブスピーカーに近づくための発音矯正コースが人気となっております。