Hey guys. 先週配信開始されたばかりソン・ヘギョさん主演のKドラマ The Gloryを配信されているEpisode 8まで早速視聴した代表Okadaです。The Gloryには何気にMoney Heist: Koreaの強盗メンバーも出演しているのですが顔が違いすぎて全く気づきませんでした。韓国の俳優さんってホントすごいです。
さて、中小企業の経営をしつつ、大学受験予備校でも講師をしているという自分としては、これは観なければ!とマークしていた作品が昨日1月14日より配信開始されました。
人気予備校講師(数学)が主役の韓国ドラマです。
Episode 1では日本では想像できないほどの超人気予備校講師の姿が描かれます。とはいえ、Trailerから、予備校講師の仕事がメインではなく、正反対の性格をもつ主人公と女性とのロマンスがストーリーの中心にあるものと思われます。私自身ロマンスや外見からは分からない隠された弱さからの成長のようなストーリーを期待して視聴していきます。
Crash Course in Romance
Overview
2023年1月14日〜配信。安定感抜群のStudio Dragonの作品です。
Official Trailer
A mother with a heart of gold navigates the cutthroat world of private education when her daughter tries to join a celebrity math instructor's class.
正反対な2人の男女が織りなす恋愛模様を描く、チョン・ドヨンとチョン・ギョンホ主演のラブロマンス。
netflix. com
超人気予備校講師と元韓国代表アスリートで惣菜店のオーナーとのロマンスドラマ。
Genre
Romantic Comedy
ロマンス系コメディが好きな方にはオススメの作品だと思いました(What's wrong with Secretary Kim?(「キム秘書〜」)やBusiness Proposal(「社内お見合い」)ほどのラブコメ感がある作品ではありません)。また、ロマンスだけじゃなく、仕事、家族、友人、過去、格差、心の闇といった共感できるあらゆる要素が描写されつつ、ミステリーも盛り込まれるのでドキドキ感も持続します。
韓国は土日連続放送
韓国ではドラマが週に2エピソード進む文化となっています。土日に放送されたものが時間差で当日中にNetflixで配信されるので、ほぼ韓国人と同じ気持ちで視聴することができます。韓国では21:15-から放送されているようなので、Netflixでの配信は23時台くらいになるのではないかと思います。毎週土日が楽しみです。
Episode 5までの犯人予想(1月30日追記)
鉄のボールを投げている犯人は誰か?
犯人は、ほとんどの視聴者の方の予想とおそらく同じだと思いますが、数学講師のマネージャー(シン・ジェハさんが演じている)と予想しています!
過去に自殺した女子生徒の兄弟で、亡くなった姉の復習をするためにマネージャーになった。または、姉から聞いていた話からChi-yeol(数学講師)が自殺に追い込んだ張本人じゃないと確信していて亡くなった姉を自殺に追い込んだ真犯人を探るために近づいている。私は後者のような気がしていて、Chi-yeolと過ごすうちに尊敬の気持ちが益々膨らんでいって、彼を陥れるやつは全員オレがかわりに!といた感じじゃないでしょうか。
Kドラマフリークとしては、定番の展開はかなり頭にストックできているので、あたっているといいなと思っています。
Episode 6までの犯人予想(1月31日追記)
鉄のボールを投げている犯人は誰か?
引きこもりのお兄さんはもともと頭が良いという設定なので、きっと鉄の玉の殺人犯を探しているんだろうな、と予想しています。となるとやはり、犯人になりそうな候補がいないので、マネージャーが一番手かなと思います。
Episode 10までのレビュー(2月12日追記)
トライリンガルの評価
総合 | ★★★★★ |
ストーリー | ★★★★★ |
キャスト(俳優、演技力) | ★★★★★ |
OST | ★★★★★ |
映像効果 | ★★★★☆ |
社会性(財閥など) | ★★★★★ |
トキメキ | ★★★★★ |
サブタイトルは英語学習に最適か | ★★★★★ |
良かった 1:チョン・ギョンホさんの演技
主役の数学講師のチョン・ギョンホさんの演技力の高さに圧倒されました。私が知っているのは、Hospital Playlist(賢い医師生活)の医師役のみですが、今回の作品の中だけでも演技の振れ幅がすごかった。チョン・ドヨンさん(惣菜店のオーナー)は初めて見たのですが、こちらもすごいです。
良かった2:テンポの良さ
「この人がいなければもっとみんな幸せになれるのにな〜」というキャラクターはいますが、ストーリーの展開のテンポが絶妙に良いです。途中たんたんと進むでもなく、いきなり展開が変わるでもなく、心地よいテンポで進んでくれます。
良かった3:脇役が豪華
Kドラマ好きならお分かりだと思いますが、主演2人以外のキャストがとても豪華です。
話題作に登場するキャストが多いため、あー、またあの作品のあの人だ、となります。
Our Bluesや20th Century Girlに出演していた、Hae-yi 役の女優さん、抜群にかわいいですね。新しい世代のトップ女優さんになるんじゃないでしょうか。
良かった4:社会の中で個人が抱える問題
社会の中で生きていく中で個人が抱える問題もしっかりと描いていて、共感できますし、これが韓国社会の縮図なのかな、と感じさせられました。主人公本人の摂食障害から、格差、引きこもり、親子関係、etc。必ず自分にハマる問題点があります。
私は、Kドラマ定番のセレブ vs 庶民という構図、そして、過去のトラウマと向き合わなければいけないけど対処できず、社会がまた本人に圧をかけてきて苦しくなっていく様子はリアリティがあって感情移入できました。
間違っているとしてもSNSで流れてくる情報で一瞬にして人を見る目が変化してしまう現在の生きづらさ。その中で人のために最善の決断を下そうとする姿は、自分もそうでありたいと思わされます。
良かった5:主演俳優さんのルックス
かっこいいですね。やはりストーリー、脚本が良くても、主演俳優さんのルックスに左右されるところは多いものだ、と最近思います。2017年のMy Shy Boss(「内省的なボス」)という作品を視聴した時に重要な要素なんだな、と実感しました。
同じ男性としては真似したくなってしまう仕草や喋り方。私も本業のかたわら予備校講師をして15年くらい経ちますが、先日、最近はしていなかった人生語り、自分語りを結構長くしました。なんならキックパフォーマンスもしようかと思ったところです。
良かった6:ミステリーも
ロマンスコメディーの欠点は、恋愛が好きじゃない方にとっては、飽きてきて、途中で挫折してしまう、というところじゃないでしょうか。こちらの作品はミステリー要素も入っています。犯人は誰だろう、という謎解きもあるので、続きが気になります。
英語学習に活用できるか
サブタイトルの英語はどのエピソードもとても簡単です。仕事や私生活など様々なシチュエーションが網羅されているので、バリエーション抱負な英語表現を習得することもできると思いました。
最後に
日本では考えられないほどの受験熱がある韓国。だからこそスター講師の人気度合いも半端ない姿が描かれます。日本では20年くらいま前がこんな感じだったな、今どきこんなのいないだろ、と実際に予備校の現場で生の授業や映像授業をしている身から感じます。
20年〜15年前は200人教室が満員ということは普通にありました。かけだしのスキルの乏しい私でもあったくらいでした。今は映像もあり、少人数を売りにするスクールが多いので、少子化が深刻化する前の時代がつくったもはや過去の栄光といった感じです。振り返ると昔は1教室の人数が100人規模がほとんどだったので私はエンターテインメント色を全面にレッスンをしていましたが、今は少人数中心なので、双方向性を出しながらレッスンをすることが主になりました。ただ、コロナ禍で学生たちの発言を抑えざるを得ないのでインタラクティブな状況を作ることが難しく苦労しています。14-5年前の受講生が今の私のレッスンを見たら「何でこんな落ち着いて淡々とやってるんですか?」とツッコミがくるだろうなと思います。
他の先生から足をひっぱられる、というのはあるあるだろうなと感じました。実力次第でレッスン単価、つまり、年俸が変動する、いわば野球選手のようなの存在なので、いかに評価をあげるかが重要になってくるのが予備校や塾という産業。私自身も気づいたら、全く見に覚えてのない噂が立って仕事に悪影響があったというつらい経験な何度もありました。
さて、Studio Dragonの作品となりますが、最近のStudio Dragonらしく、実際の社会背景を反映した現実的なストーリーで、主人公の抱える問題だけじゃなく、各家庭が抱えるものもしっかりと描き、共感できるポイントがたくさんあります。とてもさわやかで視聴後元気がもらえるような作品なので、最後主人公の2人がどう結ばれていくのか、過去の問題をどう乗り越えるのかが期待大です。