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英検1級の二次試験(面接)を受験【2022年度第3回】

Hi. Okadaです。

本日は英検1級の二次試験(面接)を受験してきました。

ちょうど2年ぶりの受験です。1次試験は年3回の恒例行事として受験していますが、2次試験の日がどうやっても仕事とかぶってしまう、という現象が続いていました(ちなみに日程の変更希望を何度か事務局に相談したことがありますが、私が問い合わせた1級の場合はコロナやインフルエンザでも不可だそうです)。今回も毎年特別講義をさせていただいている高校でのお仕事があったのですが、これだけ期間が空いてしまうのは嫌だったので、事前にお断りをいれ英検を優先しました。

OKADA

受験校・人数

私は福岡市の都心部に住んでいます。会場は高校と大学のサイクルが繰り返されているのですが、今回は福岡市東区の高校でした。交通機関を使って30分くらいのところでした(1次試験はバスも使って1時間はかかる場所にあたる女子大が多いので、アクセスが良い会場を設定してくださり本当に助かります)。

午前の部に指定されており、人数は(おそらく1教室のみで)16名くらいでした。1次試験の受験者の数を考えると今回は比較的少ないな、という印象でした。

ですから、待ち時間がほとんどなく、9:15分集合で、試験開始後、10時過ぎには帰りの交通機関に乗っていました。

担当の面接官

外国人の方も、日本人の方もどちらも初めての方でした。非常に話しやすい雰囲気を作ってくださり、海外の方ではあまりしない相槌も意識してしてくださっているようにも見えました。ありがたいですね。外国人の方はおそらくイギリス人。はっきりと話してくださり、非常に聞きやすかったです。

ちなみに速すぎる場合は向こう側からも確認がありますが、もう少しはっきり、とか、ちょっとはやすぎます、といったリクエストをしましょう。

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トピック

トピックは「社会系」「文化系」「政治経済系」「環境系」「テクノロジー系」からまんべんないトピック5つでした。

私は「〇〇な支援を政府ではなく民間が主導すべき」的なトピックを選びました。

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TOEIC Speakingなどメモがとれる資格試験と違って、英検は頭の中で構成していかなければならないのが難しいですね。私は普段から日本語の会議でも要点をノートテイキングしたものを見て話すのがクセづいているので、話しながらその後考えていた展開が抜けてしまうことがあります。ここは事前の練習量がものを言いますね。今回は1分で2つのサポート[Body]で展開を考えていたのですが、1つ目を話していたら、「あれ、この後の2つ目のサポートの肉付けが1つ目とかぶるぞ」という事に気づきました。実際に2つ目にいったさいに、修正しようと思ったものの、アイデアが出てこず、当初の予定通りで攻めることになりました。案の定、interactionの部分ではそこがきれいにつかれ、さすが面接官!と感激したと同時に、自分の論理性の低さ・修正能力の弱さに驚きあきれました。

2ヶ月に1度TOEIC Speakingを受験しているように、本番慣れはしているはずなんですが、対面での練習量が圧倒的に足りていないんだなと実感しました。ほぼ毎日レッスンを提供する側にいるので量は十分だと過信していたのですが、もう少し真摯に取り組む必要があるな、と再認識。

英検のために仕事をキャンセルして収入は得られず悔しい気持ちでいたのですが、本番体験をして本当に良かったです。

受験当日の流れ

こちらに2年前の受験時の様子や感想をまとめております。是非ご参考に:

最後に

本番体験を積むと、ものすごく成長します。メンタル部分だけじゃなく、スキルもです。練習だけでは伸ばせない部分を引き上げることが出来た、っていう感覚は毎回感じることができます。

スポーツでも音楽でもそうですが、試合での成長度ってすごいですよね。

そして、周りの受験生の存在。

待ち時間からそれぞれ取り組むことが違います。専用ノートで最終チェックする人、参考書を確認する人、目をつぶってシミュレーションする人、寝る人【これは私には寝ているように見えて頭の中でテストしているかもしれません】。

集大成となる本番当日の各受験生の姿を見るだけでも、こうやって勉強してくればいいんだ、と姿勢から学ぶ部分も大きいです。

OKADA

私個人としては、ぎっしりと意見を書いたオリジナルノートを小声で音読したり、ノートにまとめてきたQ&Aのようなトピックでセルフテストをしている受験生にグッときます。

また、教室越しに漏れ聞こえてくる受験生の発音やイントネーションといった音声面は、モチベーションを高めてくれます。私はほぼネイティブスピーカーのようなバックグラウンドを持っています。ですから、資格試験のPronunciationはだいたい"High"の評価を受けます。それでも、漏れ聞こえてくる声を聞いていると、「あ〜、この人上手。こういう発声をしたら相手は聞き取りやすいし、リアルにネイティブスピーカーみたい」と思うことはよくあります。リアルな音声モデルにも出会えるのが試験本番の利点の1つですね。

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