Hey guys. 代表Okadaです。
本日はドラマで頻繁に耳にするbragの意味。ニュースなどで遭遇することはほぼなく、ドラマで聞こえてくる、あるいは、外国人と話しているときに使われる、というイメージの語です。
本日Crush Course In Romance「イルタスキャンダル」の最新エピソード11にも登場しました。
Episode 11 Crush Course In Romance で実際の登場の仕方を確認
それでは早速、下記のbrag(ほぼbrag aboutで使われます)の意味を推測してみましょう!
H: Haeng-seon[惣菜店オーナー:上記写真左] C: Chi-yeol[数学講師:上記写真右]
16:24 | H: Then why don't you go out with a comedian instead? | ならコメディアンと付き合ったら? |
16:27 | H: I can't believe you said that. | 面白いから好きだなんて |
16:30 | H: You're the first guy to like me since a boy liked me when I was 17. | 告白されたのは 17歳の時 以来なのに |
16:34 | H: What a disappointment. | がっかりしちゃう |
16:36 | C: I bragged about being the Trillion Won Man, | 「1兆の男」だと( )けど |
16:40 | C: but I never enjoyed my life. | 退屈な人生だった |
16:43 | C: I'd crawl into my bed after a hectic day, | 疲れてベッドに行くと |
16:46 | C: and it'd always feel like something very important was missing. | 大切な何かを 見失ってる気がして |
16:51 | C: And I had trouble sleeping. | 眠れなかった |
16:56 | C: But you found that for me. The missing piece. | けど俺が見つけてくれた、おれが見失っていたものを |
(日本語は編集し直しました)
答え合わせ
さて、答えは「威張る」「自慢する」になります。
16:24 | H: Then why don't you go out with a comedian instead? | ならコメディアンと付き合ったら? |
16:27 | H: I can't believe you said that. | 面白いから好きだなんて |
16:30 | H: You're the first guy to like me since a boy liked me when I was 17. | 告白されたのは 17歳の時 以来なのに |
16:34 | H: What a disappointment. | がっかりしちゃう |
16:36 | C: I bragged about being the Trillion Won Man, | 「1兆の男」だと威張ったけど |
16:40 | C: but I never enjoyed my life. | 退屈な人生だった |
16:43 | C: I'd crawl into my bed after a hectic day, | 疲れてベッドに行くと |
16:46 | C: and it'd always feel like something very important was missing. | 大切な何かを 見失ってる気がして |
16:51 | C: And I had trouble sleeping. | 眠れなかった |
16:56 | C: But you found that for me. The missing piece. | けど俺が見つけてくれた、おれが見失っていたものを |
(日本語は編集し直しました)
これはbragを知らない方でもドラマを視聴していただけると前後の流れからかなり簡単に推測することができると思います。
「自慢する」は主に3つ【ネガティブとポシティブに分かれる】
「自慢する」を表す英単語・英語表現は主に3つです。ネガティブなニュアンスを持つもの、ネガティブ+ポシティブ両方を表せるもの、ポジティブ中心もの、と3つに分かれます。
brag about ...【ネガティブ】
基本ネガティブなイメージを伴います。また、後述するboastよりもカジュアルな場面で使われるため、日常会話ではboastではなく概ねbragが使われます。
brag about ... = say something in a boastful way
*brag単体でも使えます
*brag that 主語+動詞 という形でも使われます
e.g.
・She was bragging about how easy it had been.
「彼女はそれがいかに簡単だったかを自慢気に語った。」
・She is always bragging.It's fuckin' annoying.
「彼女って自慢ばっかり。マジ勘弁。」
・He brags that he memorized 300 words in 2 days.
「彼は2日で300単語暗記したと威張っている。」
bragの発音 / bræɡ/
日本の学校ではboastしか習いませんが、こういう実用的な語はガンガン学校で教えてほしいですね。bragを使う対象は基本相手を不快な気持ちにさせます。
語源に関しては、はっきりしていないと言われています(フランス語のbraguerからとは言われています)。ですから、不快感が伴っているような気に入ったセンテンスでそのまま覚えておくことをオススメします。
boast【ネガティブ+ポジティブ】
上述したbragよりフォーマルな印象が強くなる語です。ネガティブに使うこともできるし、ポジティブな含みをもたせることができます。ネガティブな場合は、bragほどはえげつない感じはありません。
boast about ... = talk with excessive pride and self-satisfaction about one's achievements, possessions, or abilities
e.g.
【ネガティブ】
・She boasted about her many outcomes.
「彼女は成果をたくさん出したことを自慢した。」
・She boasted that she had taken part in the crime.
「彼女はその犯罪に関わっていたと自慢した。」
【ポジティブ】
・He always boasts about his son.
「彼はいつも息子のことを自慢している。」
bragは明らかに相手を不快にさせるような自慢ですが、boastは自分自身がいかに頑張ったかにスポットライトがあたります。boastの方が少し弱めな感じなんですね。
be proud of ...【ポジティブ】
「口には出さず心の中での誇り」がproudです。boastは「言葉にする」のに対し、proudは内に秘めているんですね。
be proud of ... = feeling deep pleasure or satisfaction as a result of one's own achievements, qualities, or possessions or those of someone with whom one is closely associated
e.g.
I am proud of being Japanese.
「日本人であることを誇りに思っています。」
She is proud of her son because he got all As.
「彼女は息子が誇りだ。彼の成績が全てAだったんだ。」
イルタスキャンダルのセリフを再確認しましょう
先程確認したbragが使われていた箇所を再確認しましょう。
I bragged about being the Trillion Won Man.
「私は1兆ウォンの男だということを自慢していた」
という意味ですね。これ以前のエピソードで数学講師の彼が「年間にいくら稼いでいるからこの話している時間は〇〇ウォンの価値があるんだ」みたいなことを自慢げに言って、惣菜屋オーナーのHaeng-seonがイラッとしたという場面がありました。
最後に:例文は積極的に利用しよう
今回ご紹介した表現以外にshow off「見せびらかす」という言い方もあります(大学受験の基本イディオムですね)。
分からない単語はMacユーザーならデフォルトのNew Oxford American Dictionaryで辞書検索し、下部にあるORIGIN での語源確認がおすすめです。しかし、この語のようにはっきりしていない、または、語源を確認したところでよく分からないという場合は、実際に使われている例文とともにおさえるのがオススメです。フォーマルな語ならGoogleのニュース検索でかなりヒットします。Google USAのNews検索画面で知りたい単語を入力して検索すると、最新のニュースで使われているものが表示されます。brag aboutのように2語以上で検索する場合、"(知りたい単語)"のようにクォーテーションをつけて検索をするようにしてください。そうでないと、Googleがbragとaboutを別々に認識してしまい、ほしい検索結果があまり表示されません。
私は学生時代に初めてbragに登場した時、まさに例文で記憶に残していました。それでも駄目だったので、最初は語呂のようにフックを作っていました。その当時の私はがblah【説明しなくても分かる場合に使われる "blah blah blah" 「などなどなど」が有名ですね】のような感じがしたので、brag --> blahみたい -->またあいつわかっていることをブラブラブラって言ってる --> 自慢 のようにしていました。
本日2023年2月18日にCrush Course In Romanceもついにロマンスが成就したところで、残すところはサスペンスがどのように展開されていくのか、脚本家がどうしめてくるのかとても楽しみです。