
Hey. Fukuoka English GymのOkadaです。
TWDファンお待ちかねの新シーズンの配信がいよいよ迫ってきました。
これまでDisneyPlusでしか視聴できなかったThe Walking Dead シーズン11が、いよいよ来週8月22日よりNetflixでも配信されます。
The Walking Deadとは
近年のゾンビドラマ・映画の先駆け

2010年より放送されているアメリカの大人気ゾンビドラマです。今回のシーズンを持って終了となります。
噛まれても感染しても、死んでもゾンビ化してしまう謎のゾンビウイルスのせいで終末を迎えた世界の中でリック・グライムズを中心とした生存者グループが生き抜いていくホラー系でもありアクション系でもあるzombie dramasです。
近年リリースされているアメリカや韓国、日本のゾンビ系ドラマや映画に最も大きな影響を及ぼしている作品といっても過言じゃないでしょう。

ちなみにですが、TWDのゾンビは動きがとにかくゆっくり。そして大量に現れます。こちらをゾンビ本家として、韓国のゾンビドラマを視聴すると違ったドキドキを感じられると思います。
漫画原作だから中毒性がある

また、最近では韓国のWEBTOONのように漫画で支持を得た作品が漫画原作としてドラマ化されて大ヒットしています(Itaewon Class, Business Proposalなど)が、こちらの作品も2004年よりアメリカでリリースされている大人気漫画(その中でもグラフィックノベルというジャンル)原作です。だからプロット、ストーリーが本当に面白いんですね。
オススメ1:キャラクターが多彩なので感情移入できる人が必ず見つかる
TWDの魅力の一つはとにかくかっこいい憧れのキャラクター、感情をはめこむことのできるキャラクターの存在です。日本では男性人気がダリル、グレン、リックの3人といわれています。下記2021年のアメリカのウェブ投票の上位5人です。
1位 Daryl
シーズン1では脇役の中でも品のない存在でしたが、回を増すごとにセクシーになっていきシーズン11の予告ポスターではど真ん中にいます。

2位 Carol
原作を知らない視聴者の中でシーズン1でのささやかな脇役だった彼女が後半に遂げる成長ぶりは誰も予想できなかったですね。

3位 Michonne
シーズン途中より現れる日本刀を操りウォーカーを飼いならすミショーン。

4位 Glenn
シーズン1エピソード1から常に中心的な存在だったグレン。2度グレンロスが起きます。


やはりルックスからして日本人としては応援したくなるキャスト。シーズン後半から日系アメリカ人のYumikoが登場します(そしてファイナルシーズンのトレーラーにも登場)が、アジア人としてとても興味がそそられました。
5位 Rick
TWDの主人公です。


私は一時期RickにはまりすぎてレッスンをRickの喋り方でしていた時期があります。
主要キャストたちの成長ぶりも必見です。上記のグレンやダリルはシーズンごとに少年から色気漂うセクシーな大人に変貌していきます。これは見た目ですね。夫の暴力に苦しんでいた主婦が少しずつ強くなり自立していき大量のウォーカー(=ゾンビ)にも対処できるようなったり。孤高の存在が徐々に仲間とコミュニケーションをとれるようになったりと、普通に学べる要素もあります。
オススメ2:物事の見方が様々あることを実感できる
2005~2010年以降、アメリカのドラマや映画にはそれまでよりもはるかに様々な人種のキャストが混在するようになりました。近年は特にそれが顕著で、同じ作品をリメイクする際にリメイク後が黒人だらけというものはかなりあります。
例えば最近私が視聴した中では、The 4400。2004年放送、そしてリメイク後の2021-2022年放送で主要キャストの人種がまるで違います。
TWDでも、人種、生い立ち、外見、考え方など本当に様々です。問題の解決策一つとってもグループの中で色々な方向性が出てきます。ウォーカー(ゾンビ)にしても愛する奥さんだから家で生かしておく人もいれば、そんなのは関係なく始末する人もいます。
今私たちの社会はグループで活動しようが個人で活動しようが様々な問題にぶちあたると思います。その際に選択肢が1つしか浮かばないこともあります。TWDを視聴していてグループって違うメンバーがたくさんいるからいいんだな、10人いれば解決策は5~6くらいは出てくるんじゃない?!と改めてグループに所属することのよさ、人はそれぞれ違っていたほうがいいんだ、と感じました。
オススメ3:英語学習の鉄板
TWDは英語学習者の定番海外ドラマでもあります。皆使っていて概ね満足度が高いと言われている作品ですので、学習に取り入れるのは効果的かもしれません。英語指導者としても私の視点をご紹介しておきます。
✓ | ☓ |
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・スラングを大量に仕入れることができる ・通常のドラマにはない新しい語彙を増やすことができる ・様々なイントネーション・発音を仕入れることができる ・様々な会話スピードのキャストがいるため自分に合った人が1人はいる(=ロールモデル) | ・日常会話が不安な人には不必要なスラングや語彙が多い ・ゾンビドラマだからこそ実用的ではない表現が多い ・クセの強い話し方のキャストが多いため上級者でも聞き取りづらいところが少なくない ・1エピソードが長いので反復学習には適していない |
私個人の意見ですが、初級・中級レベルの方には英語学習としてしっかり活用するのはあまりオススメしません。あくまでも流し見していて、1エピソードに1つこれ覚えよう!こういう言い方がかっこいいと思えるものが見つかるくらいがちょうどよい作品だと思います。私はサブタイトルなしで海外ドラマ・映画は視聴していて分からなくなってサブタイトルを確認するということはあまりないですが、一度に話す量が多いEugene(ユージン)やスラングを混ぜてくるNegan(ニーガン)の言っていることは分からないシーンは結構ありました。
The Walking Dead Season 11 Trailer
予告編。Season 10が(コロナでの撮影の延期が影響してか)クオリティーが落ちたエピソードが多くがっかり感高かっただけに、Season 11には期待大です。すでに視聴されている方の評価を観る限り、ゾンビ感も強く、ストーリーラインもSeason10に比べて練られている、というものが多かったので期待大です。