学習法 高校生

高校3年生のための年間学習プラン(独学の浪人生含)

2020-03-27

この記事を書いている人:Neyo Okada.)
OKADA

 

高校3年生(大学受験生)は年間でどう学習すればよいのか

スタート初期は量よりも質を重視する

試験に向けての準備期間は, スポーツに似ています。初心者が最初から試合や練習試合に出まくっても伸び悩みの原因となります。もちろん量は必要ですが, 土台がない状態で大量に試合をこなせば, 間違ったフォームやポジションがクセづいてしまい, 結果的には遠回りになります。

まずは土台を作る必要があります。そして, 練習試合をこなす。その中で出てくる修正点を基礎に戻り修正する。反復練習をする。また練習試合をこなし, 修正した点をきっちりできるようにする。… あとはこの繰り返し。試合で最初は失敗していたものが, 練習試合をこなすごとに少しずつ対応できるようになります。最終的に本番の試合に臨み結果が出る。学習もコスパを上げるのであれば, ざっとこのような流れになります。

1つ異なることがあるとすれば, スポーツはとりあえず土台からになると思いますが, 学習は練習試合または試合を最初にこなしたほうがよいということです。実際に本番の疑似体験や本番を体験することで, 理想と現実のギャップが分かります。そうすると, 目標地点までの距離をなんとなく把握できます。今何をすべきかも何となく分かります。全体像の把握もできます(いつ集中力が切れるのか, このポジションをとるとうまくいかないなとか)。

 

その時期に見合った学習の仕方を採用する

スポーツの例から, いきなり応用問題を大量に解いても学習コスパが低いことは分かっていただけると思います。さらに注意してほしいのはそれぞれの時期で学習の目的を変える必要があるということです。無計画に進めることで学習効果が半減してしまいます。次の4つの期を意識して学習プランを立てましょう。

 

【年間の学習の流れ】

志望校過去問 or 共通テスト試行問題を解く
学習の初期段階で本番レベルを把握してください。目指すべき目標地点を確認するんです。理想と現実の差を知りつつ, 課題を洗い出します。最初にこれをしておくことで学習効率が格段に高くなります。良くても悪くても, 皆さんの原動力(モチベーション)になってくれるでしょう。

①【Input期】(4月〜7月 また 8月末まで)
必要な知識や解法を覚える入力の時期。文法語法なら単元学習がよいでしょう。4~6/7月までを単元やポイントごとの知識入力にし, 7/8月をその類題演習期間とし, 入力したものを出力し, 定着を図ります。

②【Output 1期】(9月〜10月中旬)

①で入れた知識を本番で実際に使える知識に変える段階です。文法語法なら, 単元学習をやめて, 複数の単元が混在している問題を解きます。私たちの脳は, InputしたものをOutputして初めて定着ができるようになっています, そして, 本番での初見問題で出題の意図に気づけるようになります

③【Output  2期】(10月中旬〜12月中旬)

過去問を併用し始めるのがアウトプット2期です。本番レベルの問題を解き, 知識のアウトプットをしつつ, 初見問題できっちり答えを出せる力を養成します。

④【Output 3期】(12月中旬〜)

ここは練習試合中心。スポーツなら試合直前の時期だと思ってください。過去問や予想問題を主軸にして学習を進めて, 知識・解法を本番で自由自在に使いこなせるように変換していきます。必要な箇所は基礎に戻り覚え込む作業をして知識の穴をつぶす

本番

 

 

高校3年生向け(大学受験生)年間の学習フレームモデル

各項目で次のようなイメージで学習プラン作成や使用教材決定をするとよいでしょう。

*英検準1級問題集:英検2級問題集でもOK

年間学習プランPDFはコチラ

 

高3生の皆さん(浪人生の皆さん), 限られた時間の中で最大限の効果が発揮できるよう是非この記事をご活用ください!

上記のフレームを元にした各時期に使用すべき参考書・問題集一覧は受講生またはFukuoka English Gymの体験授業を受講いただいた方に提供しております。

 

 

 

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