
Hey guys. Fukuoka English Gym のOkadaです。
英語学習者の皆さんの中にはこのような悩みを抱えた経験はないでしょうか?
シャドーイングプラクティスしたいけど音源ついてない
音読したいけど発音分からない単語多すぎて続かない
このような悩みを解決してくれるウェブサービスが今回ご紹介するOndokuです(日本語名はおそらく「音読さん」)
私自身このサービスを非常に信頼しており、リスニング対策の講座やセミナーを利用する際に使う音源はほとんどそこで作成しています。仕事上どうしても読み上げが必要な場合に、有料で英語圏の方に吹き込みをお願いするのですが、やはりコストも時間もかかります。一時期、発音・イントネーションに自信のある私は自分で吹き込んで使用していたこともありましたが、とにかく時間がかかる。GoogleやMicrosoftなどの無料のサービスの他、日本、海外問わず様々な有料の読み上げサービスを試してきた私が最終的にたどりついたのがOndokuでした。
何が他と違うかと言うと、ナチュラルさがまるで違うんです。
開発をしてくださった方に本当に感謝です。
音声読み上げソフト Ondoku
Ondokuとは

Okadaのデバイスの言語デフォルトが英語なので英語表記ですが、通常日本のウェブサイトなので日本語表示がデフォルトになります
ウェブサイト上で音声読み上げができるサービスです。文字入力、または、画像認識での読み上げに対応しています。
なお、2022年5月時点ではアプリはリリースされていません。
基本機能

①文字入力か画像認識か選択できます
②画像認識の場合は認識後テキストが表示され編集できます
③言語はEnglishだけでもアメリカ、イギリス、インドなど4種類選択できます
④声の種類は男性女性、大人子ども、太い細いなど様々なタイプがあります
⑤速度調整も可能(大学受験の共通テストであればリスニングのスピードに合わせればよいですね)
⑥ピッチの調整も可能で、低めの声、高めの声で、自分用にアレンジできます
⑦Text to Speech で再生準備後読み上げられます(③〜⑥の条件を反映するには⑦が常に必要です)
⑧mp3形式の音声ファイルがダウンロードできます
Ondokuの良いところ
良いところ1:声が本当にナチュラル(読み上げ精度が半端なく高い)
読み上げテキストと音声サンプル:共通テストで確認してみましょう
サンプルとして2022年共通テスト第1日程第6問Aをご紹介してみます。

今回用意した音声は速度やピッチをかなり調整しているのでややこもった印象を受けるかもしれません(普通に使えばこれ以上の精度です)。ただ個人的に好きなのは、英語独特の喉の部分の発声が少しかすれた感じに聞こえるのがリアリティーの高さを感じさせてくれます。
読み上げサンプルのテキストの速読目標
ちなみにですが、今回使用した共通テストのテキストは次の時間で読み切れれば速読力があると言えます。
語数:188 words
黙読 56 秒 音読 1分11秒
良いところ2:画像認識の精度が高い
上記の共通テストは試しにテキスト入力ではなく、画像をアップロードして認識にかけました。リスニングしていただくと分かりますが、ほぼ正解しています。文字認識機能の精度の高さにも驚かされますね。
実は私Okadaは画像認識はほとんど使っておらず、テキストのコピペで入力しています。今回改めて画像認識でやってみて、すごいの一言でした。
良いところ3:英語の種類が選べる(共通テストや資格試験に対応できる)

日本人にとって癖があると感じてしまうイギリス英語、インド英語、オーストラリア英語での読み上げにも対応しています。こういったサービスは他にもあるのですが、とにかくそ再現度が高いです。大学入試の共通テストでさえも、アメリカ英語、イギリス英語以外の読み上げがされますので非常に対策がしやすいですね。
良いところ4:読み上げの声も豊富

男性、女性、子ども、さらには高い声、低い声、太い声、細い声など読み上げの声の種類も豊富です。資格試験対策として手持ちのパッセージを使うなら、その資格試験の声色に似せることで対策ができます。また、男性で太めの発声が自分が音読する際にしっくりくる場合はそのように調整しておけばモデルになりますね。
良いところ5:すぐにダウンロードできる
他ウェブサイトと違い、見える箇所にDLボタンがついていて、スムーズにダウンロードできストレスがありません。
Ondokuの価格
無料でも使えるがオススメはベーシックプラン

無料でも使えますが、読み上げ文字数に制限があり、普通に使っていくのであればすぐに上限に達します。学習に使うのであれば、上記のいずれかのプランを購入しておくのがよいでしょう。特にベーシックプランがオススメです。
支払いはクレジットカードが必要
支払いは
・クレジットカード(PayPalのサイトにとびます)
・年払いのみ銀行振込
です。基本がクレカってことですね。
ここがOndokuの唯一の欠点だと思っています。学生の場合(18歳未満)は、クレジットカードの利用はできませんから、注意が必要です。親御さんに建て替えで決済してもらうがよいでしょう。年払いであれば銀行振込が可能です。
Ondokuの音声ファイルはAudipoで使うのがベスト
Audipoとは
音声のスピード調整Appです。英語学習者の中ではこのAudipoは鉄板アプリとして認知されています。

シャドーイング開始時は通常スピードだとうまくできないことのほうが多いと思います。このAppを使って最初はスピードを落としてはじめ、徐々に標準に戻していくのが効果バツグンです。また、大学受験なら共通テストのスピードが遅いという場合は、対策段階で1.2や1.25倍速をデフォルトにして聞けば負荷がかかりますよ。スピードパラレルリーディング*にも使え、脳内の処理力が格段にアップします。 *パラレルリーディング(=オーバーラッピング)は聞き読みのことです。テキストを見ながら音声に合わせて音読をすることです。スピード〜は倍速にして同じ作業をすることです。
音声入手のできない問題集やテキストブックの救世主Ondoku
最近では音声ダウンロードができないテキストブックを探すほうが難しくなってきました。しかし、スクールなどで先生から個別に配布される問題・課題などで音声入手はできないと思います。この素材はすごい得るものがあったな、シャドーイングまでやって腑に落としたいな、というものがあれば、Ondokuをフル活用することをオススメします。
私がこのサービスを利用している最後の理由が「商用使用OK」になっている点です。だから講座・セミナー・レッスンでしっかり使えます。これはサービス提供者側としてはよくないことかもしれませんが、商用使用OKとなっているため、クレカを使えない学生さんであれば、誰かがダウンロードしたファイルは友人同士で共有するという使い方もよいかもしれません。