「どういたしまして」と言えば
「どういたしまして」と言えば, 中学英語で登場したYou are welcome.や It's my pleasure. が日本ではおなじみの表現です。実は, 最定番のYou are welcome.は カジュアルにもフォーマルにも対応できますが, 若干「丁寧」な印象があります。It's my pleasureは若干「紳士・淑女」的で「丁寧」なイメージを伴います。友人や親しい間柄といったカジュアルな場面ではどのようなものがあるのでしょうか。
カジュアルな「どういたしまして」TOP 9
カジュアルな場面で気軽に使えるものを「9パターン」ご紹介します。
①Thank YOU.【こちらこそありがとう】
とてもカジュアルで「こちらこそありがとう」というニュアンスを込めて言いたい場合に使います。非常によく使われますよ。
*YOUを大文字にしているのはYouを強調して発音するからです。「センキュウ⤴」と上がり調子で発音します。
Example:
Nao: Thanks for coming.(きてくれてありがとう)
Eric: Thank you.(こちらこそ)
*BさんはThank you for inviting me.(招待してくれてありがとう)と言いたいんですね。感謝の対象を伝えたい場合は, Thank you for ~ or Thanks for ~ が使われます。
②Anytime.【いつでも言って〜】
anytime = いつでも, どんな時でも です。知らない人に対して使うのは不自然ですので気を付けてください。ただ, 個人的には最も好きな表現(=よく耳にするフレーズ)です。
Example:
Nao: Thanks for helping me.(きてくれてありがとう)
Eric: Anytime.(いつでも言ってくれよ)
③Not at all.【ぜんっぜ〜ん問題ないよ・どうってことないから】
at allは否定後とセットで使うと「全く〜ない」になります。
④No problem.【問題ないよ】
文字通りですね。英語圏の人々の中で私が最も耳にする表現です。
⑤No worries.【気遣わないで〜】
「心配ご無用〜」という感じです。Don't worry. って言ってもOK。
⑥It's nothing.【おやすい御用】
直訳は「それは何でもない」
⑦That's OK.【OKだよ】
OKは日本語通りですね。
⑧That's all right.【大丈夫だよ】
all rightは = 大丈夫 / 問題ない / 都合がいい
⑨Sure.【もちろん】
sure = いいよ, もちろんだよ
やや丁寧な「どういたしまして」TOP 2
⑩My pleasure.【光栄です】
pleasure = 喜び です。直訳すると「私の喜びです」になります。It's my pleasureが正式です。You're welcome. の丁寧版とイメージしておくとよいでしょう。丁寧だからこそ, 使える場面が制限される場合がありますので気を付けましょう。
⑪Don't mention it.【言わなくていいよ】
mention =〜について言及する です。直訳すると「そのことについて言及しないで」。遠回しに言っていてかっこいいですね。
実は英語では「遠回し」= 「丁寧」なのです。die「死ぬ」→ pass away「亡くなる」。toilet「トイレ」→ restroom「休憩室(=トイレを暗示)」やpower room「お化粧室(=トイレを暗示)」などが有名ですね。
もっと詳しく「どういたしまして」を知りたい
英語の専門家や異なった文化・背景をもつ様々な国のネイティブスピーカーで構成されるメンバーが以下のWebsiteで解説をしております(筆者も参加しております!)。