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大学入試の解答速報の仕事が終了

Hey guys. 代表Okadaです。

本日は年間で講義をしに行っていた大学受験予備校の解答速報の仕事でした。

私は年計画を3月に立てるのですが、翌年の2/25は毎年もれなくスケジュールに解答速報の仕事を記入します。前年のこの業務のパフォーマンスや評価が悪かった場合、このお仕事に声がかからないという心づもりはしていますが、この数年はますますレベルやスピードが上がっているので、今年はどの大学の担当になるのだろう、とワクワクを感じるようになりました。今年も無事声をかけていただきました。

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解答速報という仕事

私がこれまでこの業務をさせていただいた大学受験予備校は計3つ。

間違いが許されないので、どの学校でも(自分で言うのも何ですが)一定のレベルを持っていることが求められます。正確性とスピードといったただ解くためのスキル以外に、講評も入るため、過去問研究をしっかりしているか、分析する能力も求められます。3つの予備校のうち1つは担当した初年度の出来が(私の推測ですがおそらく)良くなかったのでしょうか(実際には違うかもしれません)、翌年は声がかかりませんでした。ただし、3年目は要領を覚え、(私の中では)敗者復活戦のような感じで望み、4年目はこの業務のチームリーダーに昇格していただきました。

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ちなみに模擬試験を始めて作成したのは20代の頃にいた大手予備校でした。コンペ形式で採用作品(=採用される問題のことです)が決定されるのですが、見事に散りました。ただ採用されていないのに作問料と文献使用料をかなりの額もらい、くやしいような、おいしいような、複雑な気持ちだったのを今も覚えています。ついでに〆切を大幅に遅れたことで普通に怒られたことも。一度採用されると、少しずつ信頼感を勝ち取り、私のクセの魅力も理解してもらい、出せば採用されるくらいのレベルに変化しました。

私は天才肌じゃないので、初めてのオーディションで主役を勝ち取りましたというタイプではなく、オーディションは30回落ちてようやく脇の脇役をもらいました、という人だと思っています。だから主役をもらうために人以上の努力はしないといけない、と考えています。

だから、失敗はたくさんするもの、という認識は大切にするようにしています。むしろ、一発で決まったほうがこわい、相手が自分のことを理解できていないじゃないか、という発想を持つこともあります。

就活にしても大学入試にしても、決まらない時は本当に決まらないと思います。面接を伴うものであれば、その時の向こう側の条件によって、前年では合格するはずだったのに、今回は不合格になった、というのは普通にあります。これは私が一企業社長として、バイトさんの採用をする時に実感した視点です。TOEIC満点者で日英バイリンガルが応募してきても、もしこちらが求めるものが日英仏のマルチリンガルであれば、人柄や適性が完ぺきでも採用できないんですよね。不採用をつきつけられると、完全否定(人格も)という受け方になってしまいやすいですが、実際はそうじゃないことって多いと思います。

本日担当した大学の問題を通じて

本日は国公立大を2つ担当しました。

どちらの大学も過去に出題された問題と同じ解き方・観点で解ける問題が含まれており、驚きました。当たり前ですが、過去問研究をしていた受験生にとって、この問題は簡単と感じ、そうではない受験生にとっては時間がかかっただろうな、という印象のものが複数ありました。同じ問題は出ないと言えど過去問の重要性を再認識しました。

今回担当した大学の1つで出題された自由英作文のトピックは下記でした。

  • 「社会をもっとよくしていくためにVRを利用する方法を1つ具体的に述べなさい」(100語)
  • (グラフ説明の作文)
    「(日本に住む年齢別の日本人の数を表すグラフと、日本に住む年齢別の外国人の数を表すグラフを見て) 2つのグラフの違いを3または4センテンスで書きなさい。その違いが生じると思う理由を2または3センテンスで書きなさい」

VRは2018年に絶対に出題される!と豪語してその年のその大学の模擬試験に盛り込みました。あの時我慢して、今年のに使っておけば...。こういうタラレバばっかり考えてしまうんですよね。本当に器が小さい人間だと思います。

グラフ説明は、「少子高齢化」「外国人労働者の増加 / 外国人留学生数」という背景で起きていることは明らかでした。この2つの観点は流行トピックなので、受験生にとっては気づきやすかったのではないでしょうか。

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プレッシャーはスキルやセンスを伸ばす

絶対に間違えられないというシチュエーションのこの仕事はとてつもなくストレスがかかります。ただし、このプレッシャー、圧、がかかった体験は本当に自分の感覚を研ぎ澄ましてくれます。個人で楽しみのためにやっている時とは違って、自分の失敗が周りに影響を与えてしまうかもしれないので、いわば、火事場のばか力のようなものが発揮されるんです。この仕事が終わった後、毎回思うのは「今日またレベルアップしたな」という一言です。

学習でもスポーツでも、たまに本番や本番に近い体験を組み込むことがスキルアップに大きく貢献してくれるものだな、と改めて痛感しました。英語に関して、資格試験対策をされている方は、レベルがある一定に達してから受験、ではなくて、時折試験本番をはさむようにスケジューリングすることをオススメします。

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