英単語 / 英語表現

pleaの意味と語源【英検1級単語】

Hey guys. 代表Okadaです。

本日はニュースサイトで頻繁に見かけるpleaです。

この単語は驚くほどフックを作りやすいので、下記一読していただくと一生忘れないのではないかと思っています。

OKADA

実際のニュース

実際に私が2023年1月5日にDaily Mailで見かけた記事をご紹介します。

タイトルと本文を3パラグラフ分だけ抽出しました。

タイトルのpleaはどういった意味か推測してみてください。

'Please boys, don't make my final years a misery': Charles's plea to warring William and Harry after Prince Philip's funeral is revealed in Duke of Sussex's bombshell book

King Charles pleaded with his warring sons William and Harry not to make his 'final years a misery', according to a leaked extract of the Duke of Sussex's bombshell book.

In a passage from Harry's highly anticipated autobiography, Spare, which has been leaked to The Guardian newspaper, the duke recounts a meeting with his father and brother after Prince Philip's funeral in April 2021.

In the tell-all memoir, which is set to be released early next week, he recalls Charles standing between himself and the heir 'looking up at our flushed faces'. 

Charles's plea to warring William and Harry after Prince Philip's funeral revealed in bombshell book, Jan 5, 2023 Daily Mail

pleaの意味

plea   / pliː /(「プリー」) 

1 嘆願、懇願
2 (法律用語)申し立て
3 弁解、言い訳 (idiom) on the plea of ...「〜を口実に」

この単語、会話ではほぼ耳にすることはなく、フォーマルな文章を中心に登場します。法律や政治に絡んだものが多いです。

実際に、plea bargain「司法取引」という用語もあります。

pleaの語源はplease【pleaseの語源もチェック】

pleaの語源は

please

と同じです。

とにかく簡単ですね。これで本日の解説は終了でもよいくらいです。

pleaseは「お願いをする」時に使いますから、

plea --> お願いのplease だ --> 嘆願

と考えれば、一瞬です。

なお、pleaseは「どうか」「お願いですから」「どうぞ」「お願いします」という間投詞に加えて、動詞で「(人)を喜ばせる/満足させる」という意味もあります。

【please の語源】

「なだめる」の意味のラテン語placeo / plecere から。発展し「喜ばせる」へ。

間投詞please(「どうか」「どうぞ」)は、May it please you!「それがどうかあなたのお気に召しますように」【May 主語 動詞! は「祈願」を示す構造。直訳「どうかそれがあなたを喜ばせますように!」】のplease以外が省略された表現です。

とはいえ、pleaseの語源を覚えたところで、それほど活かしどころがなく、語源が使えるもののも結局覚えたほうがはやいものが多いので、動詞please「喜ばせる、満足させる」自体はそのまま覚えたほうがよいですね。「お願い」「どうぞ」といったおなじみの意味から「満足」といった意味は汲み取ることはできますよね。

OKADA

pleaを使った語

plea ≒ pleaseと分かれば、そういえば、pleaが入っている単語って結構あるぞ!とお気づきの方もいらっしゃるのではないでしょうか?

plead「懇願する」【英検準1-1級】

英検準1〜1級単語。ほぼpleaですね。名詞のpleaに対して、pleadは動詞です。同語源です。

pleasant「心地よい」

こちらは動詞pleaseの形容詞です。

pleasure「喜び」

動詞plaeaseの名詞です。やや古くフォーマルな響きをもつ「どういたしまして」はIt's my pleasure.(省略して、My pleasure.)です。直訳「それは光栄です」から。

どう世代(30代後半)の方なら共感していただけると思いますが、Pleasureと聞くとB'zさんですよね!

OKADA

placebo「プラシーボ[偽薬]」

「プラシーボ効果」のプラシーボです。「偽薬でも服用後に効果があると感じるような暗示効果」のことです。上述した元となるラテン語placeoを見てもらうとスペリングがそっくりなことに気づきます。そう、placeboもpleaseと同語源なんですね。与えられた人を「満足させる」効果があると考えれば覚えやすいですね。

implacable「(怒りなどが)鎮めようのない」【英検1級】

im[否定]+placable。placableの部分がplaceboに似たスペリングになっていますね。「満足させる」のような意味のplacableが否定のimで打ち消されているので、「満足させることができない」-->「鎮められない」と発想すると覚えやすいでしょう。

OKADA

私は学生時代、im「否定」 + place「置く」+ able「できる」-->「怒りを置いておくことができない」-->「怒りがおさまらない」といった感じで覚えた記憶があります。そこに例文を添えて記憶に残していました。後にplacについて学び違ったことに気づきました。けれど、単語暗記ってこんなもんでいいんじゃないでしょうか、と思っています。手段にすぎませんからね。

Daily Mailの記事を再確認

冒頭でご紹介したイギリス国王の記事ですが、タイトルからパッセージまでPleaが3回も登場しているんです。気づきました?

'Please boys, don't make my final years a misery': Charles's plea to warring William and Harry after Prince Philip's funeral is revealed in Duke of Sussex's bombshell book

King Charles pleaded with his warring sons William and Harry not to make his 'final years a misery', according to a leaked extract of the Duke of Sussex's bombshell book.

In a passage from Harry's highly anticipated autobiography, Spare, which has been leaked to The Guardian newspaper, the duke recounts a meeting with his father and brother after Prince Philip's funeral in April 2021.

In the tell-all memoir, which is set to be released early next week, he recalls Charles standing between himself and the heir 'looking up at our flushed faces'. 

please --> plea --> pleaded と登場しますね。「お願い」「お願い」「お願い」としつこく視界に入ってきますね。

タイトルの日本語は

「『息子たち、どうか私の晩年を苦しめないでくれ。』Philip王配の葬式の後敵対関係にあるWilliam[ウイリアム皇太子]とHarry[ヘンリー王子]へのCharles[チャールズ国王]の強い願いが暴露本の中で明かされている」

といったところでしょう。

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