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LGBTQ+って何?【最近よく聞くQueerとは】

Fukuoka English Gym代表Okadaです。

この数年、LGBTQ+という言葉を耳にする機会が格段に増えましたね。

私は2015年くらいから"LGBT"(その当時はQ+はなかった)という言葉を見聞きするようになりました。おそらく2015年同性婚がアメリカで全州で合法化された(2004年のマサチューセッツ州を皮切りに約10年で達成)ことでメディアに登場し始めたのではないかと思います。

一方、日本では、今年2022年に入り、学校の制服や校則に絡んでジェンダーレスやトランスジェンダーへの配慮から、スラックスの導入、ヘアスタイルの多様化が一気にトレンドいりしていますが、そういったコンテクストの中で、"LGBTQ+"という表現が使われているように思えます。

ではLGBT+Qって何の略なんでしょうか?

LGBTQ+とは

https://tokyorainbowpride.com/lgbt/
L:Lesbian(レズビアン)
G:Gay(ゲイ、同性愛者)
B:Bisexual(バイセクシュアル、両性愛者)
T:Transgender(トランスジェンダー、実際の性別と性自認が異なる人)
Q:Questioning / Queer(クエスチョニング、クイア)

これらの頭文字をとったものがLGBTQ+なんですね。

「性的マイノリティ」と日本語で言われることが多いです。

Q+って何?

上述したとおり、私が初めて見聞きした当初(2015年位だと思います)はLGBTでした。ところが知らぬ間に "LGBTQ+ people"のような表現をニュースやドラマで聞くことが多くなり、何だこれ?なぜQがくっついた?と思った記憶があります。

Qは性自認が定まっていないことを示す

QはQuestioning(疑問を抱いている)のことです。「私はBisexualです」としっかり自己認識している人もいれば、よくわからないという人もいます。

性自認【自分の性を何と考えるか】・性的指向【どの性を好きになるか】がはっきりしていないことをQuestioningで表しているんです。今は自分がLかGかBかTか分からない、そういった人たちがQになります。

QはQuestioningの他に、Queerとも言います。queerは古い語で「奇妙な、風変わりな」という意味です。発展し、男女の性への理解が乏しかった時代に、「変態」という意味で侮辱的「ゲイ」を示す言葉でした。しかし、最近では「(主に男性が)同性愛の」という意味で使われるスラングです。gayやhomesexualをポジティブにした表現とも解釈されるようになりました。

+は他にも多様なセクシャリティが存在していること

上述したとおり、性自認や性的指向が定まっていない人も多くいます。その意味でQという言葉が使われますが、それ以外にも世の中にはもっと多くのセクシャリティが存在しているはずです。そういった意味で "+"がくっついているんですね。この+は「肯定」の意味もあるためなおさら"LGBTQ+"のほうがよいんですね。

LGBTQ+ Peopleの割合

日本

調査によって出てくる答えがまちまちではあるものの、2022年時点でおよそ3%から10%の範囲に収まると言われています。幅があるのは、センシティブなものだからこそ、回答者によってはYes/Noが変わってしまうことが原因と言われています。最も信頼されているデータとして挙げられるLGBT総合研究所(2019)、電通(2020)の調査ではそれぞれ10%、8.9%という結果になっています。

ちなみに2021年より申込書類は「男」「女」「その他」という3分類にしているものが急激に増加しました。

アメリカ

2020年のある調査では、Z世代では21%という結果が出ています。全体としては2010年から2倍の数値になっています。

LGBTQ+を世界中に広めた海外ドラマ:
Schitt's Creek

カナダ発のエミー賞受賞のシットコム

Schitt's Creekは2015〜2020年にカナダで放送されたシットコム(6シーズン)。2020年にエミー賞を総ナメにしたことで世界的に大人気となりました。

英語学習用の海外ドラマとしても大人気の作品です(私は受講生全員に必ず視聴するように義務化しているくらい)。

シーズン途中から同性愛のラブストーリーも進行

●David and Patrick

●BBC NEWS :Schitt's Creek 'normalises LGBTQ relationships'

シーズン後半から、主役の1人である男性Davidとビジネスパートナーの男性Patrickの恋愛ストーリーが入り込んできます。

真正面からLGBTQ+を扱っているため、自分の性への視野がいかに狭いかを思い知らされました。

アメリカ・カナダのLGBTQ+ Peopleに大きな希望

2020年Emmy賞を受賞した1つの要素としては上述したようにLGBTQ+を正面から扱ったことが大きいでしょう。

実際の視聴者からのメッセージを聞くと本当に心が動かされます。

LGBTQ+を真正面から扱ったEmmy賞受賞作品:Queer Eye

2018年よりNetflixで放送中のアメリカのリアリティ・ショー "Queer Eye"。4年連続Emmy賞受賞をするなどとても人気がある作品です。ゲイ5人組が依頼人の人生を変えるリアリティ番組です。作品名からして"Queer"と名乗って真正面からLGBTQ+を扱い、世界中に勇気を与えています。

韓国初のLGBTQ+リアリティ・ショー
"Merry Queer"

2022年7月〜韓国で放送されているLGBTQ+のリアリティ番組、"Merry Queer"が現在韓国で爆発的人気となっているというニュースをアメリカのニュースサイト"TIME"で数日前に知りました。

"Queer"がめをひいたので、すぐに韓国のウェブサイトで検索をして情報収集をしました。

梨泰院Classに出演されていた俳優/タレントさんのインタビューが入ってます。

私が感銘を受けたセリフ

Schitt's Creekで、主役の1人DavidとStevieがドラマ内でしているやりとりで私はハッとさせられました。wineを使った比喩です。

David:  I do drink red wine, but I also drink white wine. 
Stevie: So yeah, you’re just really open to all wines.
David: I like the wine and not the label. Does that make sense?

(一部抜粋)

DavidのセリフのwineとlabelでLGBTQ+のことを暗示しています。

赤ワインが好きな人もいれば、白ワインが好きな人もいる。人種や文化、外見も多種多様。人が違えば考えも違う。当然、性別を「男」「女」という2つの選択枠に落とし込むのは、今の多様化した社会の中では無理だよな〜と痛感しました。最も広い視点で物事を見ろ自分!と叱咤激励された気分になりました。

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