学習

学習継続の秘訣①【他人を利用する】

2017-06-25

この記事を書いている人:岡田 直也 (The NY Press, Inc.)
Okada

 

オンライン英会話を始めて最初の3日は毎日受講していたのに, しばらくすると予約をとらなくなり, 結局, やったりやらなかったりを繰り返して続かない。こんな「3日坊主」的経験は誰しもあるはずです。単語を覚えるため単語帳を購入したのに気づいたら本棚に眠ったまま。日記を書き始めたが途中でやめた・・・。

同じサイクルを一定期間継続すると, 脳がそれに慣れ当初の新鮮さが薄れ, マンネリ化はおきます。3日坊主というのもまさにそれです。4日目にやる気がなくなる, というのは人間の性質上よく起こることです。というか, 起こるものなので続けられない自分を責めたり落ち込む必要はありません。それによって頑張りすぎを防ぐという防衛反応的な役割を果たしているのかもれません。ですが, 結果を出すにはそうは言ってられません。3日やって1日休むとしても, 継続はしなければいけません。

 

習慣化に必要な日数は決まっている

学習や日記などの「行動習慣」は約1か月続ければ習慣化される, と言われています。そして, それを乗り越えると, モチベーションや環境に左右されずに苦なくその行動をすることができるようになります。

※ちなみに,
身体的習慣」は約3か月で習慣化

(例)ジョギング, ダイエット, 禁煙
思考習慣」は約6か月で習慣化

(例) ポジティブ思考, 論理的思考

だから, まずは「1か月」頑張って継続させること, が重要なのです。

 

ところが, この1か月がしんどい。

僕は普段受講生に復習のサイクルとして, 最も記憶が落ちる「5つ」のタイミングで復習するように, と伝えています。学習してから, 10分後以降, 翌日, 1週間後, 3週間後, 5週間後 の5つです。脳科学的に記憶がガクンと下がる, と考えられているこの5つ, 計5回の復習をすれば, 記憶は長期記憶へと移行し強固な記憶になります。とはいえ, (僕も同じですが) 受講生のうち3回目か4回目まではいけますが, 5回目=5週間後 は結局できていない場合が多い。記憶定着しない上に, 復習が習慣化することもない。

 

*最新の実験によれば, 人にもよりますが, 一生忘れない記憶にするための復習タイミングが導き出されています。①当日➜②(①から)翌日➜③(①から)4日後➜④(①から)25日後➜⑤(①から55日後)➜⑥(①から100日後)➜⑦160日後  で一生忘れなくなる。

 

そこで, まず1か月継続し, さらに, それ以降も習慣的にし続けるための秘訣があります。

 

継続の秘訣 =  "他人を巻き込む"

最新の研究では, 他者と積極的に関わる人の方が「集中力」「思考力」「モチベーション」「記憶の定着率」が高くなりやすいと言われています。また, 他人と関わると「感情」が刺激されます(自分ひとりではなかなか難しいですよね)。この「感情」が記憶に刺激を超与えるんです。学生時代, 授業で先生に質問されて間違った答えを言って恥ずかしい思いをした経験は誰しもあるはずです。そういう記憶ってかなり残ってますよね。他人を巻き込んだ学習手法をとらないのは損です。では, 他人を巻き込む具体的な手法は・・・。

① マニフェスト(=公約宣言)

 政党が公約宣言をするように, 目標を周りの人に宣言すると, 後に引けなくなるので, 是が非でも頑張ろう!という意欲が沸きます。また, 宣言することで, 定期的に声をかけてもらえるなど周りからのサポートも得られるので, モチベーションやメンタルの維持にも有効です。とにかくいろいろな人に宣言するもよし, この人だけは裏切れないという信頼のできる人に宣言するもよし。TwitterなどのSNS上で「オンライン英会話2日に1回受講を2ヶ月続けるぞ!」と投稿するのもいいですね。脳科学的には, 宣言をする = 目標達成のために必要なことの処理スピードが脳内で高まり, その結果, 目標達成の可能性が高まる, です。

 

② 友人同士で協定を結ぶ

友人同士で共通の目標を立てた競争の原理を利用した学習法はオススメです。例えば, 単語帳を終わらせる時期の共通目標を立てて, どっちが先に早く終わるか …といった手法をとると, 自動的にやる気がUPします。問題を出し合うのも有効です(→感情が刺激されます)。全問正解でお菓子1個のご褒美, 3問以上不正解でお菓子一個おごる, といった賞罰を時にとりいれるのもやる気につながります。また, 時には一方が先生になって解説をしてみる, というのもアウトプット(→受け手も理解度UPへ)になり記憶定着がよくなります。

友人同士で学習時間帯の取り決めをしておいて, 一緒にする, というのも良いです。「毎週金曜の18時台にXXのカフェでTOEIC対策。私語厳禁で」や「月・水の朝の7時~7時30分までYYのカフェで日本語厳禁で英会話アウトプット」といった感じです。大学生ならカフェじゃなくとも大学に行けば校舎内でも外でもいたるところに学習できる場所があります。1コマ目の授業の30分前に友人とコーヒー片手にベンチで英会話アウトプット。机がなくても勉強はできます。

一緒にする際に注意してほしいのが, 制限やルールを課すということです。学生時代に図書館や放課後の教室で一緒に勉強した, でも結局しゃべって終わった, という経験は誰でもあるはずです。最短の学習時間で結果を出すためには, こういう事態は極力避けたいので, 「学習時間中は私語厳禁」とか「30分集中したら3分休憩OK」といったメリハリのある独自のルールを課すのがオススメです。とはいえ楽しむことが一番重要です。

 

③ セミナー参加

最近では地方でもセミナーが増加してきました。英語を例にとると, 有名人やベストセラー執筆者, オンライン英会話主催によるものから, その場所その場所で活躍している英会話講師, 英語のプロによるものまで, 様々なラインナップがあります。初心者にオススメのがとりあえず英語の世界で有名な方のセミナーに行くこと。基本的に勇気を振り絞って参加する方(岡田も含めて)が多く, 自然とモチベーションが高い受講生が集まります。最近のセミナーはアクティブラーニング(=講師→受講生一方向ではなく, 受講生→講師, 受講生→受講生という双方向性の講義スタイル)が主体なので, そういった受講生と知り合いになることもできます。

 

学習仲間になれそうな友人が見つからない場合の対処法


 他人を巻き込むのに学習仲間, 友人を利用するのが最も簡単です。学生ならば勇気を出して学習仲間を見つけて, 声をかけてください。社会人の場合はそう簡単には見つからないことが多いはずです。対処法は, 3つ。

 

(1)家族を利用
自分の毎日のノルマを伝えておき, 気付いた時にノルマを達成したか声をかけるように依頼します。一人でも自分の勉強のことを気にかけてくれる人がいると, やる気がUPします。

 

(2)同僚の利用
(1)と同じ。何なら同僚に一緒に勉強しようぜ, と誘って仲間にしちゃう, というのもあり。

 

(3) SNSの利用
Twitterやインスタなどを利用して学習状況を共有・宣言。同じような学習者にフォローしてもらえれば, フォロワーが学習仲間になります。

 

(4) スクール利用

 英語なら思い切って英会話スクールに入るのも有効。オンラインと違って同じレベルの仲間ができるし,担当スタッフや先生から管理してもらえます。これは通学型のスクールの最大のメリットです。

 

(5)セミナー・イベントに参加
これがオススメです。詳しくは以下。

 

【セミナー・イベントに参加して学習仲間を作る】

  1. セミナー

  ③で説明した通りです。セミナー情報は, セミナーの募集サイトを見るか, 英語のプロのSNS(Twitter, インスタ, Facebook)をフォローしておけば情報が流れてきます。個人的にはSNS利用が簡単だと思います。または, 英語のプロのWEBSITEをブックマークしておき時折チェック(最近はほとんどの方がSNSとWEBSITEを連動させているので結局SNSチェックが最も簡単)するとよいでしょう。

 

2. イベント(国際交流系)

大学生であれば留学生会館のような留学生が集うための建物が大学にはだいたいあります。交流系のサークルに入っていなくとも, そこに行けば, 外国人だけじゃなく, 英語力を上げたいと思っている意識高い系の様々な学生が集まっているので, 自然と仲間が見つけられます。

 

社会人なら, 国際交流イベントがオススメです。有名どころでいうと, FIFO国際交流パーティー。ラウンジなどで立食でディナーしながら, 外国人と日本人が交流するイベントです。外国人の参加目的は様々ですが, 日本人参加者は基本的に英会話のアウトプット目的の人が大半なので, 意識高い系の学習者ばかりです。一人でも勇気をしぼって参加している行動力のある人たちでもあります。連絡先を交換し, 一緒に朝活(=出勤前にカフェなどで英会話)をしたり, LINEでやりとりし学習のペースメーカーになりあう。僕もよく利用します。業種の違う人とも知り合え視野も広がります。外国人と連絡先交換をし, 後日カフェで話し相手になってもらい, アウトプットさせてもらうということもよくします。

 

大きめの都市の市役所, 区役所にはだいたい留学生向けの日本語講座や留学生による外国語講座, ラウンジなどが設置されます。意識高い系日本人がそういった場所には集まります。また, 民間の国際交流団体には, だいたい「英語教えます。代わりに日本語教えてください」といった留学生から募集掲示板があります。コンタクトをとって教え合うとその留学生の横のつながりからモチベーションの高い学習者と知り合えることもよくあります。

 

他にも, お酒が好きなら, 外国人が集うバーに行く。ネット検索(「都市名 外国人 バー」と検索)すれば, そういったバー情報まとめがすぐに閲覧できます。そういったところにいる外国人はアウトプットしたい日本人がやってくることは分かっているのでオープンな対応をしてくれます。日本人学習者も多いので仲間は見つけやすいです。

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