Hi, Fukuoka English Gymの日英バイリンガルEricです。
最近、日本ではGo To Eat という言葉が定着しています。「外食に行こう」という意味ですが、英語圏でこの意味を表すのは "eat out" が主流です。それでも英語圏ではgo toを使った定番表現があります。
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go-to 〇〇
"go-to"は「頼りとなる」 という意味でアメリカ英語を中心として頻繁に使われます。
頼りになる「人」「物」、さらには、よく行く鉄板の場所(=かなりお気に入りの場所)さえも示せます。
e.g.
1. 「韓国コスメって言えば、Ikkoさんでしょ。」
When it comes to Korean cosmetics, Ikko is the go-to person.
2. 「Grammar in Useは最強の文法書だよ。」
"Grammar in Use" is my go-to book for grammar.
3. 「カフェと言ったらスタバだよね。」
Starbucks is the go-to cafe.
go to -- は「〜へ行く」の意味です。困ったときにはいつもその人・その場所「へ行く」→「頼りにしている」というイメージですね。
go-to app の意味
次のセンテンスを日本語に直してみてください。
My go-to app is GoodNotes. It's so useful while studying and teaching.
Answer
「私のお気に入りのアプリはGoodNotesだよ。勉強している時、教えている時にとても役立つんだ。」
ですから、
「お気に入りのアプリは…」
My go-to app is ...
と覚えておきましょう。
表現はパターンで実用性が増す
会話に活用させる目的で言語を覚える時のよくない覚え方が単語単体で暗記しようとすることです。"go-to"「頼りになる」とだけ覚えていても、文章で見たら分かるけれど、自分の言葉で英語にするときのセンテンスの組み立て方がわかりませんよね。
日本人が創作英語で会話をする、ってよく言われるのはその語が使われる自然なフレーズやセンテンスを最初にインプットしていないからだと言われています。その結果、文法としては合っているけれど英語圏では自然ではないと判断されます。
オススメはパターンプラクティスです。
パターンプラクティスを前提とする
My name is ... はほとんどの日本人が言えるはずです。
name単体で覚えず、My name is ... で覚えているからです。
I want to .. も言える日本人が多いのではないでしょうか。
中学生の時にこれをパターンプラクティスしているからです。
パターンプラクティス(ここでお話しているのは文法に限定したものではなく、広い意味でのパターンプラクティス)はこのように置き換えれば何にでも通用する形で覚えておき、置き換えて使っていく手法です。
今回なら
・My go-to 〇〇 is ...
・〇〇 is the go-to 〇〇
のようにザッとフレーズで覚えておくと、会話をしているときに瞬時に英語が口から出てくるでしょう。さらに、型を使って最もお気に入りのセンテンスも1つ作っておくことをオススメします。テキストブックに載っているセンテンスが自分好みじゃない、自分は絶対使わなそう、なものだった場合は、自分のリアルな状況に合わせてカスタマイズしていください。
センテンスはカスタマイズする
例えば、高校生が次のようなセンテンスをテキストブックに発見して使いたいと思ったとしましょう。
●テキストブック
This hotel's restaurant is my go-to place.
「このホテルのレストランはイチオシだよ。」
高校生ですから、さすがに使わない可能性が高いですね。
●カスタマイズ
This Karaoke room is my go-to place.
「このカラオケボックスはイチオシだよ。」
最後に
今回はgo-toをご紹介しました。
とにかく実践で使えます。そしてパターンプラクティス、型で覚えておくこと、センテンスはカスタマイズすることもお忘れなく。