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「片頭痛もち」は英語でなんて言う?

2022-04-06

Hey. Fukuoka English GymのOkadaです。

この3日間片頭痛が止まらず苦しんでいます。気圧の変化やストレスですぐに起きてしまうのですが、本日台風が発生したようなのでおそらく気圧の乱れでしょうか。原稿の〆切に追われているものの、デスクにつけないもどかしさ。私は月イチで通院していますが、同じ境遇の方はいらっしゃるでしょうか?

さて、こんな「片頭痛もち」を英語で説明する場合は、なんて言うのがよいのでしょうか?

「偏頭痛」

「片頭痛」は主に2つの言い方があります。

・migraine 
・migraine headache

*migraineの発音:/máɪɡrèɪn/

"migraine"


migraineだけだと伝わらない場合もあるので、はっきりheadache「頭痛」と言及してもよいでしょう。

「偏頭痛もち」

何らかの「病気」もち、何らかの不調に苦しんでいる、というコンテクストでのパターンは、
・I have (a) ...
・I suffer from ...

です。例えば、
・「お腹痛いんだ」I have a stomachache.
・「熱あるんだ」I have a fever.
・「鼻水が出るんだよね」I have a running nose.
・「花粉症なんだ」I suffer from hay fever.

OKADA

このようにパターン(型)を覚えておいて、あとはそれを組み替えていく方法をパターンプラクティス」と呼びます。日本人英語学習者に欠けやすい方法だと言われていますが、会話をうまくこなせるようにするために最も必要なことの1つですから、是非パターンをストックしていくことを意識してみてください。I have a feverを「I」を「娘」に変えて、「ちょっと」(slight)をつけて、My daughter has a slight fever.(娘がちょっと熱でさ。)のように、基本となるパターンを覚えておき、それを応用することでスムーズに会話できるようになりますよ。単語は知っているのに、いざ会話になると詰まってしまうという方はこれからはパターンのストックをしてみてください。

「片頭痛もちなんだ」「片頭痛に苦しんでるんだよね」
・I have a migraine.
・I suffer from a migraine.

「多くの日本人は片頭痛もちなんですよ」
・Many Japanese people suffer from a migraine.

なお、頭痛外来等に行くとだいたい3つの頭痛のパターンのいずれかの診断がくだされます。
①migraine headache = 片頭痛
②tension headache = 緊張型頭痛、 筋収縮性頭痛
③cluster headache = 群発性頭痛

日本人は①②のパターンが多いと言われています。

「片頭痛」が相手に伝わらなかったら?

migraineという言葉自体が伝わらないケースもあるかもしれません。その場合は、次のように相手の分かる発想に置き換えるとよいでしょう。

「片頭痛」
→「慢性的な頭痛で苦しんでいる」
・I suffer from chronic headaches.
→「よく頭痛がする」
・I get headaches a lot.

ちなみに、I have a bad headache「ひどい頭痛がするんだ」と言ってもよいですね(今そうなんだというニュアンスが強くなりますが)。また、bad headacheのbadをsplittingにするともっと強くなります。
 ・I have a splitting headache.【「ガンガンする」splitting】
こんな言い方もありますよ。
 ・My head is pounding.【「ずきずきする」pound】

「頭痛の種」を表す有名イディオム pain in the neck

pain in the neck(首の痛み)は「頭痛の種」、つまり「イライラの原因」「イライラさせること・人」を表します。私個人の感覚ですが、日本語で一番近いのは「面倒くせ〜」でしょう。日本人の頭痛の原因として、「首が痛くなる→血流が悪くなる→頭痛が起きる」という構図が多いですから、日本人としてはイメージしやすいですね。

"is a pain in the neck"
「〇〇って面倒だよな」
 ・〇〇 is a pain in the neck.

e.g. 
・「皿を洗うのって面倒だな」Washing the dishes is a pain in the neck.
・「あの上司って面倒なんだよな」My boss is a pain in the neck.

カジュアルな会話では a pain in the ass

neck → butt(しり)、ass(けつ)にして使うことも多いですよ。

・〇〇 is a pain in the butt.
・〇〇 is a pain in the ass.

buttocks「尻、臀部」をカジュアルにしたのがbuttです。assは「けつ」ですからフォーマルなシチュエーションでは使わないほうがよいでしょう。

ついでに会話でよく使う butterflies in my stomach

体の部位で他にもよく使われる代表的なものがあります。今回のトピックとは関係ないですが、とてもよく見聞きしますのでご紹介しておきます。

butterflies in my stomach(「お腹/胃のちょうちょ」)です。I have butterflies in my stomach = I feel very nervous.というイメージです。緊張したときに胃がそわそわ・むかむかする感覚をチョウチョで表現しているんですね。この表現もI haveで大丈夫なんです。

「緊張するな〜。実は、今日面接あるんだよね。」
I have butterflies in my stomach. Actually, you know, I have a job interview today.

最後に

片頭痛と付き合い出して10年経ちますが、未だにコントロールはできていません。気圧の変化など周りの環境といった外的要因は排除できないですが、運動を習慣化するなど自分で意識して取り組めることはするようにしています。同じ悩みを抱えていらっしゃる方はまずは専門医に診てもらうのがよいですよ。

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