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replaceの意味【共通テスト試行問題リスニングに出題された動詞】

2020-10-26

Hey guys, Fukuoka English Gymです。

今回は代表OkadaとネイティブEricの共同で執筆しております。

 

目 次

0. Quiz
1. replaceの語源
2. どっちが取って代わるかの判断の仕方
(1) 通常型
(2) 受動型
(3) Quiz再考
3. なぜreplace A (  ) B の前置詞はwith
(1) withの定義
(2) 主従から新旧へ
(3) withの主要な意味一覧
4. マイクロソフトWordファイルでも登場するreplace
5. 共通テスト試行問題で出題されたreplace
・試行問題第2回の第5問ワークーシートとScript の解説

 

早速ですが、Quizです。

皆さんは次の英文の意味はすぐに判断できますか?

 

  1. replace a lie with the truth
  2. The anger was replaced by sadness.

 

 

 

 

 

 

 

■ Answers

  1. 嘘を真実に変える
  2. 怒りが悲しみに変わる

 

いかがでしたか?「取って代わる」「取って代わられる」と考えるとどっちがどっちか判断ができなくなってしまう典型的な語ですが、ポイントを押さえれば一瞬で判断できます。

まずは語源の確認からしておきましょう。

 

1. replaceの語源

re【再び(元の場所へ)】+place【〜を置く】 = replace

です。

このパーツから辞書的な意味を整理しましょう。

 

replaceの辞書的な意味と例

  1. replace O 「〜を元の場所に戻す」
    e.g. He replaced the book on the shelf.
    (彼は棚に本を戻した。)
  2. replace O「(古いもの<新品に>)を交換する」
    e.g. I've replaced the battery.
    (私はバッテリーを交換したばっかなんだあ。)
  3. replace O「〜にとって代わる」
    e.g. Blu-rays are replacing DVDs.
    (ブルーレイはDVDに取って代わりつつあるよね。)
  4. replace A with B「AをBに交換する」
    e.g. The head coach replaced the pitcher with the reserve pitcher.
    (監督はピッチャーを控え選手に交代した。)*withはbyで代用でき、replace A by Bもありますが、通常
    受動態になり、A is replaced by B となります。
  1. はそのままですね。それ以外は「古いものを新しいものに変えて元に戻す」と発想すれば「取り替える」「取って代わる」のイメージがしっかりつきますね。

2. どっちが取って代わるのかの判断の仕方

replaceは、replace O 「〜を元の場所に戻す」の意味を除いては、直後のOが取って代わられる対象になります。つまり、Oが消える対象。Oが「古い」ものです。上記、2・3・4の意味の場合ですね。したがって…

 

1. 通常の形

S replace O(Sが物の場合)

  ➔O:旧  S:新

S replace A with B
   ➔ A: 旧  B:新

 

能動文だと直後が消える! と考えればOKです。

そもそもreplaceは「〜を交換する」ですから、直後のOを交換、ということになれば、S replace OならSが新しいもの、replace A with BならBが新しいものというのは当然ですね。

 

2. 受動態の形

受動態の場合は本来あった目的語が主語の位置に移動するため、Sが消える対象です。

A is replaced by B

   ➔ A: 旧  B:新

受動態はSが消える!と考えましょう。

 

3. 最初のクイズ再考

改めて最初のクイズを考えると簡単に判断できますね。

  1. replace a lie with the truth
    a lie:旧 the truth:新

    【嘘が消える】
  2. The anger was replaced by sadness.
    The anger :旧 sadness:新
    【怒りが消える】1. 嘘を真実に変える
    2. 怒りが悲しみに変わる

3. なぜreplace A (   ) Bの前置詞はwith?

replaceの意味のイメージ上、どうしてもwithに納得がいかないという学習者の方もいるでしょう。動詞と前置詞は互いの相性(=コロケーション)によって決まることが多いため、withの定義から確認すると腑に落ちるはずです。

 

withの定義

with は「付帯」です。「付帯」はメインに対するサブ(=おまけ)だと考えてください。言い方を変えると、「主役」と「脇役」のうち、「脇役」を作るのがwithです。この主従関係を意識せず、ただ「つながっている」「一緒にいる」イメージをもつこともできます。

■ 語源的背景
withはもともと「逆らって」「〜を相手にして」というagainstのような意味でした。そこから「VS関係」, さらには「主従関係」が連想され「付帯」の意味へ。さらには主従を意識せず「一緒」まで表すようになっています。

 

メイン(主) vs. サブ(従) は 新 vs. 旧 と発想へ

ここまで解説してきたようにreplaceは「古い」のが消え「新しい」ものになる、という考え方です。「新しい」ものを「メイン」すると、すでに消えた「古い」ものは「サブ」的に立ち位置にありますね。さらに、上記のwithの定義イメージイラストをご覧いただくと、「取り替える」ようなイメージも連想できますね。

 

with の主要な意味

ちなみに、withは基本定義から次のような意味があります。

withの主要な意味

  • 道具(~で、〜を使って)  
    I usually write letters with a pen.(ペンを使って)
  • 携帯(~を身に付けて) 
    Take an umbrella with you.(傘持ってきなよ。)
  • 所有(〜を持って)
    a man with a beard(ひげメン)
    a shirt with a pocket(ポケットつきのシャツ)
  • 付帯状況(OをCの状態にして) 
    with the door open(ドアをあけっぱにして)
  • 様態
    with ease ≒easily
    ・with+抽象名詞 = 副詞
  • 関連(~に関して)   
    What’s the matter with you?(どうしたの?)
  • 相手(〜に)
    get angry with 人(人に怒る)
  • 同時(〜とともに、つれて)
    with the coming of spring(春の訪れとともに)
  • ある状況への理由(~のために) 
    with too much work(あまりにも仕事が多いので)

 

replace A with Bについては、「Bを使ってAを交換する」→「AをBに取り替える」  と考えてもよいでしょう)

 

4. マイクロソフトWordファイルでも登場するreplace

PCやiPadなどでWordを使い「既存」のファイルと同名のファイル名にして保存しようとすると、次のようになります(これは実際のOkadaのMacbookでの表示です)

 

本当に身近なところで使われていますね。ちなみに「上書き」はoverwriteなんですね。

 

5. 共通テスト試行問題のリスニングで登場したreplace

共通テスト試行問題第2回の第5問にreplaceが登場しました。受験生にとって第5問が最難関だと感じている人が多いでしょう。

replaceを見て、聞いて「どっちがどっちだっけ」と考えているようでは選択肢を選んでいる過程で取り残されてしまいます。

 

「直後が消える」「直後が古い」「直後が旧」と瞬間的に反応しましょう。

 

■リスニング試行問題第2回 第5問の抜粋

 

■ Script (根拠の該当箇所)
This kind of thing has happened before. Jobs were lost in the 19th century when mass production started with the Industrial Revolution. [1]Machines replaced physical labor, but mental labor like sales jobs was generated. Today, many people doing physical labor are worried that robots will [2]take over their roles and that they will [3]lose their current jobs. This time, the development of AI may even [4]eliminate some jobs requiring mental labor as well.

[1]:26-27に対応
「physical laborが消える」と瞬時に考えたらよいですね。➔26:② 27:④

[2][3]:29に対応
take overは「〜を引き継ぐ」「〜より優勢になる」です。これがreplaceのパラフレーズです。さらにloseが「〜を失う」なので、こちらもreplaceのパラフレーズになっています。
➔ ここはphysical laborの人たちが心配している内容部分(many people doing physical labor are worried that)なので、29:④

[4]30-31に対応
eliminateは「〜を取り除く」です。これがreplaceのパラフレーズです。
➔ここはmental laborに関わる部分なので、30:② 31:③

なお、28は mental labor like sales jobs was generated. のgenerate(〜を生み出す)がcreateのパラフレーズとなっており、28:①となります。

26-27はほとんどそのままなので最も易しいですが、29-31はパラフレーズ(=言い換え)を聞き取った上でreplaceかどうかの判断になるため、いちいち「とってかわる?」「とってかわられる」と考える暇はありません。

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