ボキャブラリー 英会話

子育て英語#1 -公園-

2019-09-05

この記事を書いている人:岡田 直也 (The NY Press, Inc.)
OKADA

 

Hey there.

日本にいながら英語を話せるようになるためには意識して英語を使わざるを得ない環境を作る(=学習を自動化させる環境)ことは必須です。例えば, スマホの言語設定を英語にすれば, 1日30回スマホを触れば, 30回英語に触れざるを得ないという学習の自動化が実現します。ウェブのデフォルトをYahoo JAPANからYahoo USAにしておけば強制的に英語ニュースが目に入るようになります。

さて, 今回の記事は子育て英語です。

子どものSpeaking能力を高めたい場合も大人が行うように学習の自動化が必須だと思います。ただし子ども自身が自動化システムを作ることはむずかしいので, 大人が設定して上げる必要があります。つけるTVは音声が英語のものにする, バスルームの壁に英語教材のシートを貼るなど。

 

最も重要なのは大人が英語で話しかけること

そして, 何より重要なのが大人が英語で話しかける

習慣化すれば子どもが自動的に反応してくれるようになります。例えば, バイリンガル教育をしている我が家では, ずいぶん前に子どもたちと公園に行く途中で "Hey. Look both ways before crossing the crossroad." (「おーい, 右左確認して, 道路を渡る時は」)と横断歩道の前で言っていたのですが, 始めてから1ヶ月くらいで定着し, Hey. Look くらいで「右左」というようになりました。

 

とはいえ, 話しかけるためのボキャブラリー必須

とはいえ, 話しかけるためのボキャブラリーがないと英語を使いようがないですね。特に子育て英語は創作をするのが意外と難しい。だからある程度言い方の型や表現が必要になります。

そこで今回は「公園」で使う表現をご紹介します。

公園には年間で280日以上は行っており, 自称公園の専門家である筆者が厳選しました(近隣の公園7箇所を休日ごとにまわっています)。(イクメンだと思いこんでいる)筆者自身の実体験に基づいておりますので, かなり実用性が高く, 共感ポイント満載なのではないかと思っています。

 

今回ご紹介する表現

【1】家・公園に到着する前

  1. 散歩行こう!
  2. 公園に遊びに行こう!
  3. 日焼け止め塗るよ〜。
  4. キャップかぶって〜。帽子かぶって〜。
  5. UVカットの上着着て〜。
  6. トイレ行っといて〜。公園にトイレないよ〜。おしっこ漏れてもしらないよ〜。
  7. 出発するよ〜。
  8. 右左を確認して。
  9. 前向いて歩いてよ〜。
  10. 車に気をつけてな〜。
  11. (勝手に先に進む子どもに)ねえ気をつけて!
  12. 公園にお友だちはいるかな〜。

【2】公園で-遊具-

  1. 滑り台 - 滑り台すべろう。/逆走はダメだよ。
  2. ブランコ - ブランコで遊ぼう。
  3. 砂場 - 砂場で遊ぼう。/ 砂をお友だちにかけないで, いい?
  4. ジャングルジム - ジャングルジムで遊ぼう。
  5. 鉄棒 - 鉄棒しよう。/ 逆上がりできる?/前回りできる?
  6. ウンテイ - ウンテイしよう。
  7. シーソー -シーソーで遊ぼう

【3】公園で -様々な表現-

  1. 広場 -向こうの広場で走り回ろう。
  2. 鬼ごっこしよう。
  3. 隠れんぼしよう。
  4. ボール -ボール遊びしよう。
  5. 縄跳び -縄跳びしよう。
  6. けんけんぱしよう。
  7. ドングリ拾おう。
  8. 暑いから日陰行こう。
  9. ねえ, ちょっと休もう。
  10. ねえ, おしっこ大丈夫?
  11. のど乾いた?
  12. あれは葉っぱだよ, 虫じゃなくて。
  13. ねえ, あそこににゃんにゃんがいるよ。
  14. あっ, あれちょうちょだ。いや, 葉っぱだった。
  15. ころんだの?大丈夫?いたいのいたいのとんでけ〜。
  16. どこ怪我したか教えて。
  17. 帰ったらバンドエイド貼ろう。
  18. 順番守って。
  19. どうぞしてあげよう。
  20. すごいね〜。
  21. (〇〇ちゃんの)勝ち〜。/ (〇〇が)優勝〜。
  22. ここで石を投げないで。
  23. ねえ, ケンカはやめてよ。
  24. ごめんなさいしよう。
  25. お友だちに「こんにちは」しよう。
  26. 遊んでる間筋トレさせて。

【4】公園を去る

  1. そろそろ帰ろ〜。
  2. お腹すいたでしょ?
  3. 今日は超楽しかったね。
  4. また来ようね。
  5. 今度は別の公園に行ってみよう。

 

【1】家・公園に到着する前

1. 散歩行こう!

Let's go for a walk.(散歩に行こう)

Do you wanna go for a walk?(散歩行きたい?)

It's time for a walk. (散歩の時間だよ〜。)

* go for a walk → take a walk でもOK。前者の方が「出かけよう!」というニュアンスが強いです。

 

2. 公園に遊びに行こう!

Let's go for a walk to the park.(公園に散歩に行こう)

Let's go to the park.(公園に行こう)

 

3. 日焼け止め塗るよ〜。

Put some sunscreen on.

 

4. キャップかぶって〜。/ 帽子かぶって〜。

Put on your cap.

Put on your hat.

 

5. UVカットの上着着て〜。

Put on a jacket with UV protection

 

6. トイレ行っといて〜。公園にトイレないよ〜。おしっこ漏れてもしらないよ〜。

Hey. Go to the bathroom (to pee). There is no restroom at the park. You would regret it if you pee in your pants.

*子どもに言うので to pee(おしっこしに)があると自然ですね。pee 「おしっこする」
*「家のトイレ」bathroom  「公衆トイレ」restroom
ちなみに, W/C (Water Closet)は表示専用の表現です
*you would regret it if ~ 「もし〜したらそのことを後悔するよ」でwouldは仮定法

 

7. 出発するよ〜。

Hey. Let's get going.

*get going 「出発する, 出かける」

 

8. (道路・横断歩道を渡る時) 右左を確認して。

Look both ways (before crossing the street.)( (道路を渡る前に)両方の道を見てね)

Look both ways (before crossing the crossroad.)( (横断歩道を渡る前に)両方の道を見てね)

Look around.(周りを見てよ)

*「左右」は結局「周り」なのでaroundという言い方で逃げてもOK(というかそれもまた自然な表現)

 

9. 前見て歩いてよ〜。

Look where you are going.

*直訳は「あなたが進んでいる場所を見てね」
*Look はWatchでもOK。単に「気をつけて〜」Be careful. とか「危ないよ〜」It's dangerousにしたり, これらを付加してもいいですね

 

10. 車に気をつけてな〜。

Watch out for cars!

*watch out for ~ 「〜に気をつけて」

 

11. 車がきたから(白い)線の内側にいて!

Watch out for the cars! Stay inside the white line.

*Stay→WalkでもOK
*「左側にいて!」なら Stay on the left side!

 

12. (勝手に先に進む子どもに) ねえ気をつけて!

Hey. Look around!(ねえ周り見てよ!)

 

13. ねえ, ちょい待って。迷ったから道を検索していいかな?

Hey. Just a sec. I've got lost, so can I check Google Maps now?

*get lost「道に迷う」
*「今まさに迷っちゃってる」というニュアンスは現在完了(have p.p.)で出せます
*地図検索は今やほぼGoogle Mapの検索ですね

 

14. 段差があるから気をつけてよ〜。

Hey. Watch out for the steps.

*「足元に気をつけて〜」という決まり文句でもあります。

 

15. (公園の入り口付近で)公園にお友達はいるかな〜。

Is there anybody at the park?
Is there any friend at the park?

 

【2】公園で  -遊具-

1. 滑り台

slide

滑り台すべろう

Let's go down the slide.

Let's slide down the slide.

Let's play with the slide.(滑り台で遊ぼう)

 

逆走はダメだよ。

Do not go up the slide.

Do not climb the slide.

Do not go the wrong way.

 

2. ブランコ

swing

ブランコで遊ぼう。

Let's go on the swing.

Let's play on the swing.

 

3. 砂場

sandbox

砂場で遊ぼう。

Let's play in the sandbox.

砂を砂場の外に出さないで。

Keep the sand inside the sandbox.

砂のケーキ作って。

Make a mud pie. /  Make a sand pie.

砂をお友だちにかけないで。いい?

Do not throw sand into your friends' face, okay?

Do not 原形 → No doing にすると「〜するのはなしだよ〜」という優しい口調になります。
(No throwing sand into your friends' face, okay?)

バケツがいっぱいになったら, ひっくりかえしてみて。

The bucket is full of sand, and then turn it upside down.

*sandboxの他にもsandpitという言い方もあります。

 

4. ジャングルジム

jungle gym

ジャングルジムで遊ぼう。

Let's climb on the jungle gym.

 

5. 鉄棒

bars

1 鉄棒しよう。

Let's play on the (pull-up) bars.

2逆上がりできる?

Can you do a pullover?

3.前回りはできる?

Can you do a forward roll?

 

6. ウンテイ

monkey bars

うんていしよう。

Let's play on the monkey bars.

 

7. シーソー

seesaw

シーソーで遊ぼう。

Let's play on the seesaw.

 

【3】公園で  -様々な表現-

1. 広場

open space

向こうの広場で走り回ろう。

Let' run around in that open space.

 

2. 鬼ごっこしよう

Let's play tag!

タッチ〜。〇〇ちゃんが鬼ね。

Tag. You are it.

*「鬼」は it を使います。

 

3. 隠れんぼしよう。

Let's play hide-and-seek.

も〜いいかい?

Are you ready?

ま〜だだよ。

No, not yet.

 

4. ボール

ball

ボール遊びしよう。

Let's play with the ball.

ボールを蹴って遊ぼう。

Let's kick the ball.

 

5. 縄跳び

jump rope

縄跳びしよう。

Let's jump rope.

*「縄跳び」も「縄跳びする」もjump rope

 

6. けんけんぱしよう。

Let's play hopscotch.

 

7.  ドングリ拾おう

Let's pick up some acorns.

 

8. 暑いから日陰行こう。

Let's go in the shade. It's (too) hot here.

*too 「〜すぎる」は省略OK

 

9. ねえ, ちょっと休もう。あのベンチに座ろう。

Hey, let's take a break. Sit on that bench.

 

10. ねえ, おしっこ大丈夫?

Hey. Tell me if you want to pee.

*pee 「おしっこする」

 

11. のど乾いた?

Do you want something to drink?(なんか飲み物いる?)

 

12. あれは葉っぱだよ, 虫じゃなくて。

That is a leaf, not a bug.

*bug「小さい虫」*insect「昆虫全般」

 

13. ねえ, あそこににゃんにゃんがいるよ。

Look. There is a cat over there.

 

14. あっ, あれちょうちょだ。(子どもが怖がるので) いや, 葉っぱだった。

Look. There's a butterfly (flying) over there. Oh, that's just a leaf.

*虫を怖がるお子様の場合は, 「葉っぱ(leaf)」といって意識をそらすのがおすすめです。筆者自身, 虫嫌いな長女が「ギャ〜〜〜〜〜」と言ったら, "No no no no. That's just a leaf, huh?" と言ってます。

 

15. ころんだの?大丈夫。いたいのいたいのとんでけ〜。

Hey. Fall down? Are you okay? Pain, pain, go away.

 

16. どこ怪我したか教えて。

Show me where it hurts.

 

17. 帰ったらバンドエイド貼ろう。

Let's put a Band-Aid on later.

 

18. 順番守って

Let's take turns.

Wait for your turn.(自分の順番を待って)

*take turns「交替でする」

 

19. どうぞしてあげよう。

(自分のおもちゃを)
Can you share with your friends?

*share「共有する」;物の貸し借りや一緒に使うという文脈で「どうぞ」へ

(順番を)
Can you give your turn to your friends?(お友だちに順番をあげてくれる?)

Hey. After your friend.(ねえ。お友だちの後ね)

*大人であれば, エレベーターやドアの開閉の際に "After you." や"Go ahead."って言いますね。個人的には"After you."の使用頻度が非常に高いと思います。このAfter you を利用したのが3番目です。

 

20. (褒めて)すごいね。

Awesome!

Great!

Good job!

 

21. (Saraの)勝ち〜。/ (Saraが)優勝〜。

You win.(あなたが勝ち)

You winner.(あなたが優勝者)
You victor.(  〃  )

*「優勝者」winnerやvictor
*順位を付けたい場合は, 1位 first place  2位 second place のようにplaceを使います
*gold medal winner(優勝者), silver medal winner(準優勝者)という言い方もあります

 

22. ここで石を投げないで。

Do not throw stones.

 

23. ねえ, ケンカはやめてよ。

Hey. No fighting!

*Don't 原形動詞 を優しい口調にしたい場合, No doingとすればOK

 

24. ごめんなさいしよう。

Say, "Sorry," to your friend.

*Go and apologize to ~.(謝ってきな)という表現もありますが, 子どもなら↑がいいですね。

 

25. お友だちに「こんにちは」しよう。

Say, "Hello," to your friends.

 

26. 遊んでる間筋トレさせて。

Is it okay to work out while you are playing?

*work out「(主にジムで筋トレ目的で)運動する」

 

【4】公園を去る

1.そろそろ帰ろ〜。

Hey. It's time to go home.(家に変える時間だよ)
Hey. It's time to leave.(出発する時間だよ)
Hey. We've got to go.(私たち行かなきゃ)

*have got to do は have to do(〜しなければならない)をカジュアルにしさらに「今そうしなきゃ」っていうニュアンスをつけたいときに使います。

 

2. お腹すいたでしょ?

Are you hungry, huh?

*huhは「だよね?」

 

3. 今日は超楽しかったね。

We had a lot of fun.

 

4. また来ようね。

Let's come (back) here again

 

5. 今度は別の公園に行ってみよう。

Let's go to another park next time

*日陰がない, 虫が多い, 滑り台が激アツなどで「この公園嫌い(I do not like here.)」と言われることがよくあります。そんな時はこんなフレーズがおすすめです。Let's find out another park tomorrow.(明日は別の公園を探してみようね)と言ってもいいですね。

 

 

遊具の言い方がわからない場合は「遊具」で

遊具の言い方が分からない時は,

playground equipment「遊具」

*playground「(遊具がある)公園」; parkは英語圏では日本よりも「広い公園」を指しますので, すべり台があるような公園で小さいものは厳密にはplaygroundと言います。

 

 

英語とは関係ないですが, 最近, 特に思うのが日陰が重要だと感じています。近隣でよく行く公園が7箇所あるのですが, そのうちすべり台など体をしっかり動かす系の遊具を好む筆者のキッズたちのお気に入りは, それらが丸ごと大きな木で日陰に覆われており, かつ, 虫の出現率が少ない公園2つです。小さな頃は砂場が日陰の公園が好きだったのですが成長を実感します。

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