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私が考える選挙に行く意義(自分の1票で大きな変化はないかもしれないが)

Hey guys. Okadaです。

本日、仕事に関連した試験(資格試験ではありません)を受験してきました。

この数年毎年受験しているのですが、初めて「男女」の選択欄の選択が任意になっていました。国籍や人種、外見に加えて、トランスジェンダーやLGBT+Qといった性の観点でも、益々多様性のある現代の社会でこうやって柔軟に世の中の変化に対応してくださった主催者側に心の底から感謝しました。

さて、本日は参議院選挙の投票日ですね。

私も最寄りの中学校にで投票を済ませてきました。未成年の娘たちもつれていき選挙を実際に体験してもらいました(とにかく子育てでは体験をさせることを重視しているOkadaです)。

投票率が下がる中、選挙に行く意義とは?自分の一票では所詮変わらないのでは!?

自分が投票に行っても行かなくても、選挙の結果、ひいては、世の中はおそらく変わらないから、投票に行かない。

こういった考えが世の中の主流じゃないでしょうか?

私Okadaはこういった発想がもともとなかったので、学生さんからこういった話をされた時にどう返事をすればよいかわからない時期がありました。

確かに、自分一人が行かなかったとしても、その些細な一票によって劇的な変化が起きる可能性が高い、というわけではないと思っています。ただし、同じ発想の方が50,000万人いたとして、自分の一票じゃ何も変わらないしな〜って考えて投票はがきをゴミ箱に捨てるとしたら。真剣に投票する候補者を絞って、もし、皆が同じ人に投票するとしたら、形勢を逆転させるだけの50,000という大きな影響力を持ちます。

昔はこんな返事をして、納得してもらったり、納得してもらえなかったりしていました。ただし、自分の中で腑に落ちるアドバイスじゃなかったので、一度じっくりと向き合ったことがあるんです。

そこで出た結論は、

所詮自分の1票では現実は変えられない

でした。この現実が確かにあるなと認めると自分の中である考えも同時に生まれてきました。

1票では変わらない、けれど自分が変わる

上述したとおり、所詮自分の1票では大きな力はないと最近は思っています。

しかし、投票所に行くことを決めてからが大きな変化が生まれるとも考えています。ここが選挙に行くことの最も重要なパーツです。

私が考える変化のプロセスはこうです。

投票をする、と決めたら、どの候補者がいるのか、どのような公約を掲げているのかを確認します。もちろん、候補者の写真を見て、人相や服装から直感的に信頼が置けるかも重要な要素ですね。そして、どの政党に投票するのかも検討します。

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その過程で様々な候補者がいることが分かります。全くの異業種からの候補者、地元の候補者、超高学歴の候補者、これまでのキャリアがわからない候補者。様々な公約があることにも気付きます。コロナ対策重視、高校や大学までの授業料を完全無償化、子育て支援を重視、経済活性化の施策を重視、法人に目を向けた公約、本当に様々な考え方が世の中にあることが分かります。

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そういった公約で自分や自分の身の回りにどんな良い影響が起きるかを考えつつ、候補者の最終決定をします(私の場合、コロナ対策を謳う候補者は最初から候補外にしました。この対策はやはり大前提となるものだと私は考えたからです)

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●この検討のプロセスでの気付き:
1 世の中には多様な問題があり、多様な考えがあるな
2 自分には考えも及ばない発想の公約もある

●自分の変化:
1' 視野が広がる・多様性の受け入れ
2' 発想の選択肢が増える

●自分の変化が将来に与える影響
自分自身が問題にぶちあったときに、より広い発想で検証できる
投票で得た自分の変化自体がより良い社会の土台になる

OKADA

投票に行くことで、自分が変わります。自分が変わったことで、自分の武器が増える。そういった個人が増えると、社会全体のレベルが高まる。それで、最終的にはより良い社会に変化していく。

これが私が考える投票に行くことの意義です。

去年、特別講師として授業をしに行っている高校(進学校ではなく授業に集中させるのも難しい)でこの話をしたら、とてもポジティブな声が多く感動しました。それ以前に、選挙に行くことが民主主義のこの世の中をもっと良くしていくんだ、それが民主主義国家なんだ、とほざいたことがあったのですが、高校生でもこの発想なら響くんだな、と実感をすることができた日でした。

投票に行くか迷ったら行くのが自分を新しくする

もし投票に行くか迷ったら行くを選択することをオススメします。

行くと決めて、候補者を検索し始めた時点で、自分自身が変化し始めます。

選挙が子どもにうまく伝えられず

さて、ところで私の子どもが今より小さいときから選挙には連れて行っていました。

「選挙って何?」

がよく聞かれる質問。私は

私:「クレヨンしんちゃんの中で一番好きな子を決めて」

子:「ねねちゃん」

私:「大人になるとアニメの世界じゃない人たちの中で一番好きな人を選ぶ日があるんだよ。それが選挙。」

子:「めっちゃ楽しいじゃん」

こういうやりとりをして「選挙」を説明しました。道路に飾ってある候補者の写真を見て、「どれがねねちゃんかな〜」と言っていたら、子どもも「世の中には一番の人を選ぶ仕組みがある、それは選挙というものだ」と理解できたようです。

Speaking Testでも活用できる

さて今回ご紹介した観点は英検1級などのSpeaking Testでも十分に活用できると思います。「選挙に行く意味は何?」というトピックがもし出題されたら、「自分自身が変化 → ...→ より良い社会になる」という展開ができますね。ちなみに、「よりよい社会になる」は定番のコンクルージョンとしておすすめですよ。

Essay Writingにも活用できる

エッセイライティング(自由英作文)にも今回のお話は活用できます。少し観点は違いますが、実際の大学入試のエッセイライティングのトピックとモデルアンサーです。ご参考ください。

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