大学受験

2023年度福岡大医学部推薦・英語 解答速報(2022年11月27日実施)

2022-11-27

Hi. Fukuoka English Gymです。

2022年11月27日に実施された福岡大学・医学部の推薦入試解答を掲載致します。英検1級・TOEIC満点の大学受験現役講師のコメントも記載します。

解答(予想配点も掲載)

予想配点も掲載しております。

所感

各大問の傾向

Ⅰ 空欄補充
・例年通りグラマーの視点で空欄に入る選択肢の候補を絞り、その後内容から答えを決定する。やや易。

Ⅱ 昨年に引き続き「適していないもの」を選択させる形式
・2022年度入試と比較すると、やや難しい。

(g)のpromotionに関わる部分の判断は受験生には結構難しく、これまでにはないタイプの問題(=医学部の難易度にふさわしい)が出題されたな、という印象でした。

OKADA

Ⅲ ストレス[=アクセント]の発音
・例年通り。ストレスとスペリングルールの中でも有名なものが適用できるものが、7単語 / 20単語。ストレスの位置さえわかれば雰囲気で判定ができるほど易しかった。dessert、catalogなど過去出題された語の流用も健在。

OKADA

このことからも、一旦ルールを頭にいれておいて、大量に過去問演習するのが、福大医学部は最高ルートですね。-ion / -ian のルールはほぼ絶対に出題されています。今年は全体的に雰囲気でわかる問題の方が多く、これで差がつく?!というのが私の印象でした。

Ⅳ 整序
・例年通り。Cのみ難しく、あとはイディオム多め、頻出構造で対処でき易しめ。

Ⅱの(g)と同様、医学部らしい細かい知識を問う問題をCで出題してくれました。一瞬、regardの語法 regard O as Cでサクッと解けるかと思いきや、第3文型 S V O に任意倒置を起こした O, S Vが答えとなる問題でした。consider O (to be / as) C も絡んでいるので時間がかかったでしょう。こういう問題ってこれまでそんなに出題されてきませんでしたが、これが医学部としては標準なのかなとも思います。

OKADA

全体としては例年通りの難易度

福岡大は医学部としては英語はかなり易しい問題で構成されています。GMARCH - 日東駒専程度に相当するでしょう。狙いやすい反面、整序や発音が苦手な受験生にとっては力が出しきれない可能性もあり、また、英語が得意な受験生はおそらく9割は超えてくるでしょうから、差がつくのはおそらく数学でしょう。つまり、数学の力が合格を決める大学と言ってもよいかもしれません。ですから、英語は最低限75-80%以上は必須だと言えます。

OKADA

以前自己採点した結果65%で合格した受験生が教え子でいましたが、数学、面接、書類系でかなりのスコアを稼いだのではないかと思います。個人的には90%以上は目指してほしいですね。

2023年度一般入試(2023年2月実施)に向けて

ひとまず推薦での傾向変化はありませんでしたから、一般入試もおそらく昨年度通りでしょう。ただし、文法パートにあたるⅡは、「適していないものを選べ」あるいは「適していないもの選べ。ただし全て適している場合もある」という過年度のパターン(早稲田大方式)をとってくる可能性もあります。その点注意しておきましょう。

発音のルールは、まだ未整理の方は、早い段階でルールをおさえてしまいましょう。

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