学習 英会話

オンライン英会話の活用術(基本篇)

2019-03-17

この記事を書いている人:岡田 直也 (The NY Press, Inc.)
岡田

Hi, there. 科学で攻める福岡の英語・英会話塾Fukuoka English Gymを運営している岡田です。

オンライン英会話は, 英語のみを話す外国人と25分間話すものから, 日本人によるコーチングつきで日本語と英語を交えながら行なうものなど様々あります。私はレッスンを提供する側であるInstructorであると同時に, アンカーを務めるDMM英会話で25分レッスンを受講する側でもあります。どちらの視点も把握しているものとして, 実践すると確実に伸びるという方法がいくつかありますのでご紹介します。

なお, オンラインではないスクールの通学の場合も同様です。

 

① 復習はマスト

受けて終わりではお金も時間も無駄です。最大限の効果を得るには, 復習は絶対にマストと言えます。

 

【具体的手順】

step
1
テキストブックのメイン(ダイアローグ)部分を完璧にする

ダイアローグ部分を, 黙読状態で, 内容, 表現, 文構造, 語彙など全ての面での理解をします

step
2
音声面の確認

音源を参考に全ての英文の発音を確認
*音声がなければ音声を送ってもらうよう交渉しましょう。ここを渋るようであれば音読の意義を理解していない講師である可能性があります。
①テキストなしでの聞き取り

②聞き取れない箇所があれば ディクテーション

③ ②の答え合わせ
→ 聞き取れなかった箇所に印をつける(=印が音声的弱点。聞き取りの邪魔をする原因。)

④スクリプト(ダイアローグ)の音読
… 20~30回を目安に。これをする前に曖昧だと感じる箇所があれば, 音声をオーバーラッピングしましょう。音読は数回では不足, 10回でも不足です。そもそも大多数の音読を採用する英語学習者は回数を見誤っています
*詳細は「②音読は必須」

⑤ ④が自然にできるようになったらシャドーイングへ移行
… シャドーイングはできるまで何度でも

step
3
暗唱する文の決定

… 学習したレッスンを他のレッスンやシチュエーション, あるいは, 実際の会話で活かすには「ここは絶対に活用したい」と思える文を暗唱するのがオススメです。この時, 音声は必ず発するようにしてください(記憶定着が速くなります)。
(1) 日本文と英文をノート, メモ, アプリなどに書き取る or 打ち込む or入力する
… 暗記系アプリの利用がオススメ。音声を録音できるものがあれば自分の声も録音しておくとよいでしょう。
(2) 日本文→英文の変換が即できるまで反復する

また, 非常に負荷がかかりますが, ダイアローグを全て日本語化し, その全てを口頭で英文に直す練習をしてもOK。ただ現実的ではないと思いますので, 今後役立ちそうな箇所を中心にするとよいでしょう。

ココがダメ

日本人の弱点は, 語単位での暗記はしている一方, 文としての暗記ができていないことです。だから, 英語圏の人々が使わない日本オリジナルの創作文を作ってしまい, 理解してもらえないか, やや不快な気持ちにさせたり, 自分自身の英語力も成長しない。リスニング時にも期待している表現と英語圏話者が使う表現が異なるため, 聞き取り能力が伸び悩みます。だから会話では文単位での練習が必要なのです。また, 文脈が入るため, 単語単位での暗記だけをしている学習者の皆さんは文単位での練習で, 単語の暗記が劇的に楽になるはずです。例えば, 「るつぼ」= a melting pot と連呼するよりも, 「シンガポールは人種のるつぼなんだ」= Singapore is a melting pot of races. と覚えたほうが覚えやすい。また, 型として S is C of ~(Sは〜のCだ)も頭に残りますね。だから学習に実用性が増します。

 

暗唱する英文の選び方の基準

1) パターンプラクティスできそうなもの
(例)次のような英文を選択して暗唱すると...
実は, シンガポールに住んでいたんだ, 若い時。だからコミュニケーションは簡単だよ, 英語での。
Actually, I lived in Singapore when I was young. That's why it's easy to communicate in English.

そうすると, 次のようなパターン【=型】が習得できます。
実は~なんだ。だから…なんだよ。
Actually, 〜 . That's why … .

中身を置き換えれば他のシチュエーションに活用できます
実は, 先月試験に落ちたんだ。だから進級できないんだ。
Actually, I failed the test last month. That's why I can't be promoted to the next grade.

このようなものをパターンプラクティスと言います。中学生の時に, "私は〜したい" = I want to ~" という型を習い, その後 "~" に色々なものを当てはめてペアレッスンをした記憶がある人も多いと思いますが, これが必要なんですね。 このパターンのストックが多ければ多いほど, すぐに言いたいことを言えるし, 1回の発言でたくさんの量が話せます。語ではなく文単位にするのがポイントです。常にパターン【=型】を意識しましょう。

2) 実生活で使いそうなもの
リアルな場面で使いそうなものは, 当事者意識が持てるため, 記憶に残しやすい。絶対に使うことがないだろうものは優先順位を下げましょう。

3) 映画・ドラマなどで聞き覚えがあるもの
「それ最悪!」は少し語彙力があれば That's terrible!(それはひどい)とかのような表現が思いつくと思います。ただし, 日常会話では That sucks!と言います。このsuckという語は映画・ドラマで大量に出現します。聞き覚えがあるものは, 意識しなくても, 映画などの視聴過程で大量にインプットできます。無理なく覚えることができるということですね。当事者意識も持ちやすい。

4) レッスン内でポイントとなるもの
レッスンごとに核となるものが必ず存在します。テキストブック内ででかでかと載っているか, 講師が何度も練習させてくれます。こういったものは, 1) ~ 3)に当てはまらなくても, 暗唱することをオススメします。様々なシチュエーションに使えるからこそのものが多いからです。

 

② 音読は必須(絶対に毎日する!!)

リスニング力だけじゃなく, 読解力にも直結します。

きっちりやれば1日10~20分はかかるものです。どうしても時間がないときでも, 最低ラインとして必ず5分以上しましょう

実施したら記録をとることを忘れないように。 行なったことを見える化しましょう。見える化することで進捗状況が客観的にパッと見で分かり, また, スタンプカードと同様, モチベーションを高めることもできます。

ココがポイント

学習したら必ず記録をとりましょう。モチベーション維持と達成感, 進捗状況の客観的把握のために必須です。オススメはStudyPlusのようなグラフ化もしてくれるアプリです。頑張りは「見える化」する。継続のための秘訣です。

計画表や実施表は他人と共有することをオススメします。同じ目標に向かう友人がいれば, 共有日を決めて互いの進捗状況をチェック。そうすることでモチベーションが上がる+なんとかして埋めざるを得ないという強制力が働く, というメリットがあります。個人的にオススメなのはレッスン担当の先生やコーチに定期的にチェックしてもらうことです。

 

③ 発音ルールを習得する

②をするためにも, リスニング問題や発音アクセント問題を解くのにも必要です。

次の英文を発音してみてください。そしてモデル音声で確認してみましょう。

I'm so sorry, but what are you talking about?

音声サンプル

 

<簡単な解説>
この文は私のお気に入りの文です。実用性もあり, ルールも大量に仕入れることもできるからです。
butのtは脱落音(=消える)。whatのtはFlap T。areは機能語(=弱形)で「アー」ではありません。talkingのgは脱落音。aboutのaはSchwa。tは脱落音。だから「アバウト」じゃなくほとんど「バウ」です。

Hey, have you ever been to Singapore?

音声サンプル

 

<簡単な解説>
haveのhは脱落または薄れて「ハブ」じゃなく「アブ」に聞こえます。beenは機能語(=弱形)で「ビーン」ではなく, 「ビン」。toも機能語(=弱形)で「トゥー」ではなく, 「タ」。

 

●発音ルール主要TOP7

上記のような英文をさらっと話せて, さらっと聞き取れるためにはある程度のルールが必要です。正直なところ, ナチュラルな発音やイントネーションを手に入れ, 英語圏の人々がナチュラルなスピードで話すときにしっかりと聞き取ることができるためのルールはこの7つだと思います。

①Flap T 音声

 

②Dark L 音声

 

③Elision 音声

 

④Linking 音声

 

⑤Assimilation 音声

 

⑥Schwa 音声

 

長母音と短母音音声

 

⑦nt 音声

 

 

これらを正しく理解するためには発音記号を読めることは必須となるでしょう。そうすれば, 辞書検索をする際に音声再生をしなくても即分かり, 時間節約に繋がります。

 

④スピーキング特有の語彙・表現力の増強 + 日本語から英文への瞬間変換

中高では読む・書くが中心でした。特に「読む」は英文を日本語に直す作業ですが, 実際の会話では, 日本語を英語に直す作業がメインです。当然, この練習をしなければ会話力を伸ばすことはまずできません。そのためのオススメの方法は「日本文→英文への瞬間変換」の練習です。これは②のStep 3とほぼ重複しています。

レッスンで使ったテキストブックの中でもこれは使えると思ったものを日本文にし答えとなる英文とともにノート, メモ, アプリなどに書き取る/打ち込んでください。日本文から英文の変換がスムーズにできるまで何度も繰り返してください。これめちゃくちゃ負荷がかかります。正直音読だけのほうが楽ちんですが, この負荷の大きさが定着力・瞬発力を高めてくれます。

1文言って思考停止してしまう人へ

練習段階で1文単位の練習しかしていないのに, 本番で複数の文をさらっと言うのは難しいのはイメージしやすいですよね。となると, 暗唱段階で1文だけじゃなく, 複数の文をまとめて暗唱するという手法もオススメです。まとめて練習をすることで, 一度に複数の文を言うクセを染み込ませてあげるのです。よく英語は英語のままでそのまま覚える!と言われますよね。これは上級者が主にとる手法です(非常に有効な方法だと考えます)。初〜中級にとって実際の会話は「日本文が浮かぶ→何て言おうかな〜→英文に変える」がメインですので, この作業を出来るだけ早く行なう訓練が必要です。暗唱をすることで型を覚えていくのです。この型が別のシチュエーションで新しい表現を言いたいときの土台となります。

 

また, 会話特有の語彙・表現が大量にあります。例えば, 聞き取れない時の聞き返し表現としてCould you say that again? や, 「大ヒット作」を表すblockbuster など。こういった表現は会話を目的としたレッスンや問題集/参考書が必要になります。暗記が苦手な人は以下のリンクを参照してください。

 

●暗記AppのAnki

アプリを利用したい人は私も利用している暗記アプリの Anki をオススメします。日本語と英語を入力し, 日本語を見てすぐに英語が口について出てくるまで反復します。科学に基づいて自動的に復習の最適日にリマインダーをしてくれるため効率がよいですよ。私は大学4年生から使っています。採用試験で英語のみの授業をしなければならず, 生徒への指示の出し方や発問を入力して, 分散学習をしていたのを今でも思い出します。

 

⑤レッスン内で言えなかったことはその日中にまとめる

レッスンを受けると, 言いたいことがすぐに言えない状況が起こります(コレ非常に悔しい気持ち, 情けない気持ちになると思います)。その際にモデルを教えてもらうこともあれば, ヒントだけもらって考えてみて, と促される場合もあります。いずれにせよ, うまく言えなかったことは記憶の鮮度ととやる気が高いうちに, 英文を作成しノートやアプリなどにまとめておきましょう。したがって, レッスン後10~20分程度は予定を入れないようにしましょう。

特に, What do you think of ~?(〜についてどう思う)系やDo you agree ~?(〜は賛成)系のディスカッションはレッスンで必ず問われます。例えば, What do you think of a tipping culture in foreign coutries?(海外のチップ文化はどう思う?)と質問されて, Yes. と答え, それで終わったとします。これでそのままではもったいない。答えられなかったという悪いイメージも残り続けます。ですから, レッスン後, 自分の考えをまとめます。

例えば「良いと思う→収入が確保できる → 日本と違い, 給与設定が元々低いことが多い」→ Yes. I think it's necessary because workers can get enough income. In many cases, the basic salary of the countries which have a tipping culture is small unlike that of Japan. 作成後自信がない場合は必ず添削をお願いしましょう。

また, 作成する際は話すこと前提で作ることをオススメします完成したらその都度暗唱してください。こうしてレパートリーを増やしてください。暗唱することで1つの型が入ります。他の質問の答えに応用が効く場合が非常に多いです。そしてまとまった文を話せたという自信がもて・まとまった文を話す感覚が染みつきます。

英語はOREOの構造をとります。①Opinion(意見)→②Reasons(理由)やExamples(例)→③Opinion(意見)。最後のOpinionは最初のOpinionの繰り返し(=再主張)でなくても構いません【難しく言えば, ①Topic Sentence→②Supporting Sentences→③Concluding Sentenceのことです】。①の後には②が必須です。落ち着いて自分で答えを考える際には必ず②を盛り込むようにしましょう。意見+最低2文 というイメージ

作成過程で微妙なものは
(1)先生に即確認 / レッスン時に確認
(2)Q&Aサイトの利用
例. DMM英会話
→英語を職業とするネイティブや一定の水準を超えた日英バイリンガルが答えをくれます。
岡田も参加しています。

 

⑥ 目標設定を強制的にする

TOEIC〇〇点以上や英検○級合格など資格試験の突破といった1つの目標を設定するのはモチベーション維持にとって必要です。特にオススメなのが「資格試験はいつか受けよう!そのためにコツコツ頑張っていこう」ではなく, 「X月のTOEICに申込み→そこを当面の目標にして頑張る」というように申込みをしてしまうことです。また, 日常英会話力を上げるや外国人とスラスラやりとりできるようにする, という漠然とした目標の場合(これはこれで素晴らしい目標です)は, やはりエンジンがかかりづらい。そこで, 「X月に韓国に日帰り旅行申込み」「Y月に1週間オーストラリア旅行のためのチケット購入」「Z月の○週目にセブへ短期留学の申込み」など申込みや購入をさっさとしてしまうのがオススメです。これでやらざるを得ないからやる気が俄然高まります。私の生徒さんで, 仕事でTOEICスコアをX月に○点以上超える必要があるという切迫した状況の社会人の方がいらっしゃいます。生活かかっているから目の色を変えて頑張っていらっしゃいます。

 

⑦自主学習教材の用意

レッスンの消化や音読, シャドーイング, 暗唱は絶対として, それでも英語に触れる絶対量はやはり不足します。そこで自主学習教材を用意し, そちらも進めていきましょう。レッスンで足りない部分を補うわけです。

最もランニングコストが低いコスパがよいものとしてオススメなものが2つ

(1) ラジオ英会話
… アプリでストリーミング学習ができます。私自身も「実践ビジネス英語」を利用しています。Amazon Kindleで電子書籍なら400円ちょっとでテキストが入手できます。

英語力測定テスト
どの講座がよいかの判定ができます。
ラジオ英会話一覧

(2) サブスク系のネット動画配信サービス(Netflix, Amazon Prime Video)
… 私自身, スキマ時間も含めて毎日Netflixを観ています(or移動中は聴く)。30分以上は観る(or聴く)をしています。これはInputに当たる作業ですが, 英語に触れる量は圧倒的に増えます。サブスク系を比較検討して, 英語字幕が充実しているという点で, 私はNetflixを利用していますが, 学生ならディスカウントが効くAmazon Prime Videoがお得感が大きいかもしれません。私自身, お気に入りのドラマは1つのエピソードで100回以上観ているものもあります。

 

⑧ 自分からアクションを起こす

英語コーチングではその受講生に合った最適なレッスンを提供してくれます。そうでなければ, 自分のもっとも弱い部分にアプローチしたレッスンを受けられるとは限りません。自分からアクションを起こしましょう。指定テキストがあってもディスカッションをメインにしたければそう伝えましょう。特定のシチュエーションを練習したければその旨を伝えましょう。お金を払っている受講生側に優先権はあります。受け身で終わるのか能動的に利用しつくのか。おそらく後者のほうが成長するはずです。与えられるものは自分なりに最大限の工夫をして活用しましょう。

 

⑨ 日々の習慣としてオススメのもの

レッスンを受講している間はモチベーションが高いので, 日々の学習としての音読以外にオススメなものがいくつかあります。

(1) 英語ダイアリー
… 英語に限らず学習したことはアウトプットで定着します。ライティングはアウトプットにあたりますので, 非常に有効なツールです。ついでに恥ずかしくなければ定期的に講師にチェック・添削を依頼してもいいでしょう。

(2)映画/海外ドラマ視聴を習慣化
… ⑦の(2)と同様

(3)音声記録をとる
… 音読をする際に ビフォー・アフターを記録として残すことで成長度を直に感じることができます。例えば, 1つの素材の音読を30回するとしたら, 1回目を録音→聞いてみて自分のレベルを把握→モデル音声でギャップをチェック→2回目以降音読→10回目録音→20回目録音→30回目録音 といった流れです。英語は音声言語ですので, 音を出さない学習は英語学習ではないと言っても過言ではありません。私自身も取り入れていて効果を絶大に感じることができている方法です。

(4) 英語のニュースサイト
… New York Timesなど を使って「読む」というインプットも英語量に大きく影響を与えます。

(5) 洋書
… Amazon Kindle の読み放題なら, キャンペーン時に3ヶ月¥99になります。(4)と同様の目的。

(6) 英語環境を作る
…  気づいたものから英語仕様に変えていきましょう。英語を英語のまま考えるクセをつけていくのです。まずは, スマホの言語設定を英語にするところからがオススメです。使っていると正直面倒! と思うことが多いですが, この面倒! って結構重要です。面倒なことって, じっくり調べたり, 逆に時間がかかるから効率化を図って逃げようとしますよね。順応できるように, じっくり調べると記憶に定着するし, 様々な効率化のための工夫を図るようになるため結果, 英語に触れる時間が増えます。私自身の体感ですが, 1日英語に触れる作業をサボるとちょっと訛ります(これはちょっと大げさです。実際は数日です.)。英語を専門, 仕事としていてもです。当然, 異分野の方ならもっと大きななまる現象が起きるはずです。1分でも毎日触れるようにする。そんな環境づくり, 仕組みづくりをしましょう。

 

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