
中学英語で学んだこと
I'm Fine, thank you. And you? が定番ですよね。この練習をいまだ中学高校で毎時間しているところもあるそうですが, 英語圏の人でこういった表現を使う人に出会うことはほぼありません。
【Fine. のベストな使い時】
Fineという単語は, 例えば, レストランでウェイターさんがおかわりをたずねてきた時に言う「結構です」がとてもしっくりきます。場合によっては堅く, また, 少し冷たい印象を受けることもある語です。
実際にすべき答え方
① I'm good. How are you?
② I'm doing good. How are you?
➜How are you?は, Hi. やHello. と同じくらい軽い挨拶というイメージがあります。進行形にしてHow are you doingにするともっと軽い雰囲気を持ちます。日本で言うなら「天気いいね〜。ところで今日何する?」の「天気いいね〜。」のようななくてもよい本題へのワンクッション。だから, How are you?と尋ねて, 一切答えず本題に入るということもよくあります。だから, Thank you. と言う必要性もあまりありません(ただし, これは文化圏によって考え方は異なります。実際, Fineという表現やThank youをフォーマルな表現を好むイギリス人が使うのを耳にすることはあります。)
*I'm doing goodは, 文法的には間違っている表現です。doの直後に形容詞のgoodを置けないからです。正式にはI'm doing well.で, 副詞のwellを使います。ただし, 実際の会話では, I'm doing good. やdoingを消してI'm goodがなじんでいます。進行形のHow are you doing?に対する答えとして用いられることの多い答えがI'm doing goodです。
【応用編(親しい間柄で)】
③ Good. You?
➜You? と言うことで, How are you? やHow about you?の含みを(youだけで)持たせることができます。 オススメです(You?の前に, How areやHow aboutが隠れているイメージ)。個人的な印象ですが, And you?はあまり聞いたことがありません。①②のHow are you?をYou?としてもいいですね。
【他にも様々な答え方】
Hi. に近いようなイメージとは言え, 調子が良い時は超元気とアピールしたり, 元気がない時は気分が乗らないことを伝えることはよくあります。
④Excellent.(元気~!)
⑤All right.(まあま~)
⑥Pretty good.(まあま~。)
⑦Not bad.(わるくはないよ~。)
➜聞き返す場合は, How are you?, How are you doing?, You?を付け足せばOK。
How are you?のヴァリエーション
How are you?にはヴァリエーションがあります。(疑問副詞の)Howを使う場合と, (疑問代名詞の)Whatを使う場合があります。How と Whatで品詞が異なるため, 答え方が変わります。気を付けましょう。
①How are you?
↓
【Howグループ】
②How are you doing?
③How's it going?
④How's everything going?【近況を尋ねる】
⑤How have you been?【久々の再開の時に使います】
*④は近況が聞かれているのでちゃんと答えます。(例)Everything is good.
*⑤は現在完了で聞かれているので時制に気をつけます。(例)I've been good.
【Whatグループ】
⑥What's up?【ほぼHiの意味】
⑦What's going on?【How are you doingをさらにカジュアルに】
⑧What have you been up to?【ほぼHow have you been? 】
➜Whatグループに対する共通の答え方としては,
Nothing much. (たいしたことはないよ〜。)が最もよく使われます。