学習 英会話

学習成果を出すにはアウトプットが必要

2018-11-10

この記事を書いている人:岡田 直也 (The NY Press, Inc.)
Okada

 

コツコツと頑張っているのに成果が出ないという人は多くいます。

かつて(高校時代の)私もそうでした。人よりも多くの時間を費やしているのに結果が出ない。こんなに頑張っているのになぜ結果があらわれないのか...? 自分には結局勉強の才能はないのか??モチベショーンの上がり下がりは日々すごいものでした【→後に分かるのですが, ただ学習方法を間違えていただけでした】。

私と同じような悩みを抱えている人は多いと思います。

実は, 原因の大部分は「アウトプット不足」です。

本当にシンプルな原因です。これは自分自身の経験からも, そして, 1週間に映像授業も含めると1,000人以上の学生に英語を教えている教え手として様々なタイプの学生を見ていても間違いありません。もちろん最新科学でも証明されていることです。

まず, 「アウトプット」を理解するには「インプット」との関係性を理解するのがオススメです。

 

インプット vs.  アウトプット

「インプット」とはスポーツに例えれば「自己練」のようなものです。野球なら素振り, バッティング練習, 素振り練習, 座学...。完璧なフォームを理屈を通して理解する。バッターによってどのように守備位置を変えるなどなど。練習では100%完璧にできるレベルに持っていけます。けれど, 練習試合【これがアウトプット】になると, 練習したことがうまく出せない。緊張でボロボロになる。こういう状況が起きます。得てして, 私たちは「インプット」をして理解したら定着できた, と勘違いしてしまうのですが, 実は, アウトプット, つまり, 「実際にやってみる」をしないと上達はしません。本番で力を発揮することもできません英語の世界では「アウトプット」は outputの他に, use what you learn(学んだことを使う) や apply knowledge (to real situations)(実際の状況に知識を適用する)と言います。「実際に使う」が絶対に必要なんです。

 

英会話力に関して。

日本人(私も含めて)が流暢に話せないのは「アウトプット不足」だと思います。

インプット:アウトプットの黄金比は, 3:7 インプット:アウトプットの黄金比は, 3:7 です。日本人の多くは7:3や8:2, 世代によっては9:1になっているため, スピーキング力を伸ばしようがない状況になっています。

英検1級保持者でも意外にも外国人を相手にするとうまく話せないという英語学習者は多くいます。

もし, 単語も文法も読解もある程度はできるのに「話す」がうまくいっていないという場合は,

アウトプット量=実際に話す量を増やしてください。これなしに英会話力は伸びません。自己練としては, 「音読」「日本文を瞬間的に英文に変える練習」「シャドーイング」がありますが, やはり限界があります。「相手」は必要です。

大学生なら外国人留学生を積極的に活用してください。社会人であれば, 地域の留学生向けの機関にたくさんの外国人がいますので行ってみてください。英語を教える代わりに日本語を教えてください, というボランティア募集もあります。バックパッカー向けのゲストハウスに行ってみるのもよいですね。あるいはカフェ英会話(1回500~1,500円+お茶代が相場)もありでしょう。個人的オススメは「オンライン英会話」です。1ヶ月980円(2回)という破格の値段のスクールもあります。私(岡田)が英語アドバイザーを務めているDMM英会話なら月額6,000程度で毎日話せます(実際に英会話スクールに通学すると週2で2万円と高額です)。社会人の皆さんはオンラインが最もお手軽ですね。私は英語を仕事としていますが, それでもアウトプット不足なのでオンライン英会話はやっています。

 

アウトプットには2種類あった

インプット(Input / 入力)後に行なう「アウトプット(Output / 出力)」には2種類あります。

①復習

実は復習もアウトプットの1種です。伸び悩む人の大半が実行に移せない部分です。伸びるための最低条件は復習です。間違っても大量に新しい問題を解きまくっていたらいつか成果が出る, と思わないでください【それはインプットをしたものが定着した後で効果が発揮されるものです】。復習が最短の近道であり, 絶対に避けて通れないものです。1つの事項を完全定着させるには難しいものだと約1ヶ月を要します。学習した知識や解法をものにするには復習が不可欠です。

●人間の記憶は, 簡単に言うと, 次のようなイメージで薄れます。

 全5回のタイミング【10分後→翌日→1週後→3週後→5週後】で落ちる*

そして, これらの落ちるタイミングで復習をすることによってより強固に定着を促すことができます。多くの伸び悩みに苦しむ人がこなせていないのが, 3週後と5週後ですので, まずはそこをきっちりこなすことを目指してください。これで定着が進み, ちょっとやそっとのことでは記憶から消えません。詳細はこちらの記事(記憶を長持ちさせる秘訣)が参考になります。海馬などの話もしています。 復習計画についてはこちらの記事(学習継続の秘訣②<見える化>)が参考になります。

*最新の実験によれば, 人にもよりますが, 一生忘れない記憶にするための復習タイミングが導き出されています。
①当日➜②(①から)翌日➜③(①から)4日後➜④(①から)25日後➜⑤(①から55日後)➜⑥(①から100日後)➜⑦160日後  で一生忘れなくなる。

 

復習の目標は答えを覚えることではなくて「説明ができる」ようになることです。
答えを覚えるだけでは類似問題に対応できる場合とそう出ない場合のブレが激しいですが, 理屈からしっかりと説明できるようにしておくとどの問題でもブレずに解けます。この目標地点に辿りついたかどうか自分で判断できない場合, クラスメイトや友人, 同僚, 家族など周りの人に説明(=答えにたどり着くまでのプロセス)を聞いてもらってください【他人を利用するのが恥ずかしい人は, 頭の中で説明をしてください。または, 紙に説明を書いて見てください】。他者を利用するメリットはこちらの記事(学習継続の秘訣①<他者利用>)が非常に参考になります。

 

②新しい問題を解く

知識や解法を復習を通じて定着させていきます。ところが本番で使いこなせるかは微妙なところです。自分の知っているパターンの問題が出てきてもそうだと気付けない場合は多々あります。知っていると思う問題に出くわしても, 自分の頭の中にある知識や解法とどう繋げればいいか即判断できない場合もあります。先程「野球」を例にとりましたが, ②は「練習試合」です。練習でできることを本番でもきっちりできるようにする役割を持つのが「練習試合」です。だから, ①が完璧にこなせたら次に②に移行してください。

大学受験生なら4~8月がインプットの時期ですのでとにかく復習に徹してください。9月から嫌という程新しい問題を解きまくれます。文法なら単元が混在した問題演習を9月から行います。すぐにどの単元の問題でどういう出題意図があるかは演習をこなしていけば判断できるようになります。そのためにはインプットで確固たる理屈を持って知識・解法を習得しておく必要があります。TOEICや英検なら, 普段使いしている問題集や参考書を徹底的に反復したら, 実践問題集に移行してください。リスニング対策なら海外のニュースサイトを活用してもよいでしょう。

 

最後に。

もし頑張っているのに結果が伴ってこない場合は次のように考えてください。

●学習法が正しいのに結果が出ない
→ 時間がかかっているだけです。成果があらわれるのに半年以上かかる人もいます。自分のやり方を信じて継続してください。

●復習ができていない
→ 学習法が間違っているのだから修正が必要です。「時間がない」という言い訳をする(=私もよくしちゃいます)前に, 実行に移しましょう。

今回は英語学習の話としてアウトプットの有効性をお話ししましたが, 音楽でも芸術でもスポーツでも仕事でも伸びる人は「アウトプット」を必ずします。

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