Fukuoka English Gym 代表岡田が今年度出講している予備校と高校の受講生向けの学習アドバイスの記事です。
1. 復習はものにしたいものは5回
ものにしたいものは5回の解き直しが必須です。1~2回での定着はまずないため, 定着をしません。ここは才能不足というより回数をこなせなかった努力不足です。回数をこなすことにを重視してください。これまで数回で終わっていた人, ここができるようになると全てが激変します。
復習を自動化する
復習すべきタイミングは決まっています。ならば最初から復習日のプランを立てておけばよいのです。継続が復習の継続の大敵ですが, プランを立てることで強制力が強まり, モチベーションを維持しやすくなります。復習プラン表も掲載しています。
2. 音読のない学習は英語学習ではない
音読を必ずしましょう。恐ろしいほどの効果があります。個人的には音読をしていない = 英語の勉強になっていない という実感があります。音読したら手帳や表などに記録して頑張りを見える化してください。モチベーション維持できます。音源があるものは音読後シャドーイングで仕上げると更に最強になります。
詳しい方法は以下の記事を参照下さい。
*リンク先の内容まとめ
1. 黙読のWPMは200を目指して下さい(私立難関大だと150が余裕なしで解き終わるペースと言われています)
*WPMについて色々な情報が書いてあります。受験生には200がおすすめです。200まで音読を繰り返しましょう。
2. 音読をする前に①内容 ②文構造 ③単語 ④発音 のチェックは必ずする。
*この2を曖昧なまま音読スタートする効果が激減します
3. 音読スタート
4. 音読は1素材に20~30回を目安に:この回数でその素材がものになります
音読をする利点はこちらの記事で把握できます。
*リンク先の内容まとめ
音読をすると 音の処理が早まるので ①速読できる ②瞬時に内容把握できる ③語彙力増強 ④文構造をとる力UP です。
3. 具体的な復習のポイント
読解
書き込みなしの状態で解き直し, 以下を自力で説明できるようにする。
①答え
②答えに至るプロセス
③文構造・語彙
➜さらに論理構成にまで気を配れたら最高です。①②③が完璧になり, 内容をきっちり理解 →「音読」へ移行=1素材20~30回
*解き直し時のポイントは書き込みなしです。書き込んだものを眺めるのはインプットになります。人間はアウトプットで定着・運用レベルが上がるようになっているため, 書き込みなし状態でのアウトプットが重要なのです。
文法語法
書き込みなしの状態で解き直し, 以下3点を瞬時に言えるようにする
①答え
②答えに至るプロセス
③間違っている選択肢を消す根拠
+
暗記項目は分散学習(=スキマ時間学習)
作文 / 表現
根拠を持ってモデルとなる文を瞬時に言えるようにしてください。
作文はアウトプットにあたるため英語の総合力が格段に高まります。作文が不要だからと言わず, 解き直しをしましょう。
4. 単語帳は8月末で終了
単語暗記の基本手法はコチラのPDFを参考に。
単語暗記をする際のポイントは2つで,
①回数を稼ぐ
②フックをかける
です。
フックは「心のなかにひっかけておくようなもの」のことです。忘れた時にそれを引っ張れば思い出せる。
例えば, adopt(〜を採用する)が覚えられない場合に, optに注目します。optはoption(オプション)のoptです。オプション料金っていいますね。自分自身で「選択」できるものがオプションです。人事側が就活生を「採用する」のは「選択をする」ことになります。したがって, 「採用する」という意味だ!と記憶に残します。この「opt=opiton だ!」がフックにあたります。万一忘れてもこのフックがあれば, 記憶を引き出すのにも役立ちます。
5.症状別英語力改善の科学的アプローチ
科学的に苦手にどうアプローチをすればよいかがまとめられています。速読力がない場合は何をするか。スピードを上げて読むと内容が入ってこない場合どうするかなど科学的な視点で学習をデザインする方法を掲載しています。
6. 3日坊主の原因モチベーションの維持
こちらを参考にしてください。
正しい方法で学習すれば成果が必ず出ます。
1年間試行錯誤することで一生モノの学習スキルとメンタルが得られます。逃げずに自分と向き合ってください。分析をしっかりしてください。
自分から行動を起こして, 学習だけじゃなく自分自身の内面を高められる1年にしてください。
Okada